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ゲームでデビューしたバーチャルコンセプトカーがリアルワールドに降臨! サーキット専用モデル「マクラーレン・ソラスGT」を25台限定発売

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ゲームでデビューしたバーチャルコンセプトカーがリアルワールドに降臨!  サーキット専用モデル「マクラーレン・ソラスGT」を25台限定発売

 この記事をまとめると

■マクラーレンがサーキット専用モデルの「ソラスGT」を発表

ゲームが自動車メーカーを本気にさせた! グランツーリスモ内「オリジナルマシン」の単なる夢想じゃない中身

■840馬力/650Nmを発する5.2リッターV10を搭載するミッドシップカー

■生産される25台はすべて売約済みで、2023年から生産開始予定

 ゲームで生まれたクルマを現実に再現した特別なモデル

 F1の常勝チームとして活動をしていたマクラーレンは、1993年に初の市販車となる「F1」を発売。その後は、2003年にメルセデスAMGとコラボした「SLRマクラーレン」を開発、そして2011年には久々の自社モデルとなる「MP4-12C」を発売し、現在ではアルティメット、スーパーシリーズ、グランドツアラーなど、それぞれに応じた性能を持つクルマを展開している。

 そして今回新たなモデルとして「ソラスGT」を発表した。

 このソラスGTは、元々「グランツーリスモSPORT」に収録されていた「マクラーレン・アルティメット ビジョン  グランツーリスモ」がベースになっている。マクラーレン・アルティメット ビジョン グランツーリスモは、マクラーレン製4リッターV8エンジンに電気モーターを組み合わせたパワーユニットによってシステム合計出力1150馬力を発生、さらに4輪駆動システムを採用しているにもかかわらず、車両重量は1トンという軽量なレースカーとして、ゲーム内でのみドライブすることができた。

 本来、ゲームのためだけに作られたコンセプトモデルだったはずが、マクラーレンはそれをリアルワールドで再現するという離れ業をやってのけた。今回の市販化にあたり、内外装で変更点はあるもののゲーム内のクルマとほぼ遜色ない見た目と性能を誇っている。

 内外装にレース技術を積極的に採用

 外装における最大の特徴は、シングルシートのコクピットを覆うスライド式のキャノピーで、それはまるで戦闘機のコックピットのようなデザインになっている。ボディ全体はF1マシンの製造でも使用されるカーボンファイバーで作られ、コンセプトモデル同様のボディラインを表現。巨大なフロントスプリッターから入った空気は、グラウンド・エフェクト・トンネルを通過し、フルワイドのディフューザーから排出され、優れた空力性能を実現。さらに、ツインエレメントの固定式リヤウイングは、グラウンド・エフェクト・トンネルによる強大なダウンフォースに加え、ピッチングの影響を受けにくいF1由来のサスペンションシステムとともに働くことで、車体リヤに最大のダウンフォースが発生するように設計されている。

 内装は走りに徹した作りになっており、乗り込む際はスライド式のキャノピーを機械式レバーで開けて乗り込む。キャビン内にはF1にも採用されたヘイロー型コクピット保護装置を設置、加えて脱出ハッチも備えているので、もしクラッシュをしてキャノピーが開かない場合でもドライバーが脱出できるようになっている。このクルマのシートは、オーナーに合わせて事前に型取りを行うことで、それぞれの車両で異なる形状となる。運転姿勢の調整はペダル類を前後することで行う。6点式のシートベルトに、操作系がすべて集約されたカーボンファイバー製のステアリングホイールはレーシングカーのステアリングホイールそのもの。その他、車両のまわりを確認する際に必要な装備も備わっている。

 搭載されるパワーユニットは5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンで最高出力840馬力超、最大トルクは650Nm以上。サーキットを縦横無尽に走りまわるのに十分な力強い動力源に7速のシーケンシャルトランスミッションを組み合わせ、0-100km/h加速2.5秒、最高速度320km/h超えという途方もないパフォーマンスを実現している。

 ちなみにこのソラスGTは世界限定25台で、すでにすべてが売約済み。このクルマのオーナーには、MSOの手厚い支援を受けて、実際にサーキット走行したデータをメーカー側に提供するテストドライバーのような役割が与えられる。もちろんその際には、サーキット走行に必要なツールもすべて用意される。またソラスGTのみ参加できるサーキットイベントも企画されているようだ。

 ゲームでの圧倒的な性能を現実世界で操ることができるマクラーレン・ソラスGTは、マクラーレンがモータースポーツで培った技術を体感できる数少ない特別なモデルとなっている。

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