スズキは、ドイツのケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」で、海外向け大型二輪車として、新型「KATANA(カタナ)」を発表しました。
ついに、というか、「本当に出た!」と世界的に驚きをもって迎えられた新型KATANAの復活劇ですが、それもこれも、1980年に降臨した初代KATANAのご威光のおかげと言えるほど、初代のインパクトはすさまじいものがありました。
新型KATANAは、日本刀をイメージしたハンス・ムート(が率いるターゲットデザイン社の)デザインによる初代KATANAのイメージをかなり忠実に、現代風にリデザインしているように見えます。
フロントカウルからタンクにかけては、ノスタルジックでありながら、新しさも感じさせるヘリテージデザインの見本のよう、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、前側がシルバーで、後側が黒に塗り分けられたフロントフェンダーなどにも、初代へのリスペクトが感じられます。カウルサイドの「刀」の漢字グラフィックも、イメージそのままです。
しかし、大きな疑問符がつくのが、アップライトなハンドル。初代KATANAの750cc版が日本国内で販売された1982年には、極端な前傾姿勢となるKATANAのセパレートハンドル、いわゆる「セパハン」はまだ認可されず、グリップ位置を高く、後方に伸びるアップライトなハンドルに変更して(させられて)登場しました。
これを嫌った人々は、セパハンに改造し、そんな改造車両を取り締まる「カタナ狩り」なる現象が起こったわけですが、そんな出来事を連想させるアップライトなハンドルをなぜこの時代に採用したのでしょう?
答えは簡単でした。ベースとなったモデル、GSX-S1000を見ると一目瞭然。フレームからフロントフォーク、リアスイングアーム、リアサスペンション、エンジン、前後ブレーキ、マフラーなど、外から見ただけですが、カウル以外の主要なパーツは、ベースとなったGSX-S1000ほぼそのまま。つまりは、ハンドルもベースモデルを踏襲しているというわけでした。
もちろん、そこにはなんらかの意図が隠されているのかもしれませんし、今現在、スズキからはその意図についてのコメントはありません。
2019年春より欧州を中心に販売を開始するという新型KATANA。国内販売がいつからかはまだ不明ですが、新型KATANAが発売される頃には、アップライトなバーハンドルを、初代KATANAのセパハン風に改造する、サードパーティー製のパーツがズラリと揃っているような気がしてならないのでした。
■新型KATANA 主要緒元
全長×全幅×全高=2125×830×1110mm
ホイールベース=1460mm
装備重量=215kg
エンジン形式=水冷 4ストローク 直列4気筒 999cc
最高出力=110kW/10000rpm
最大トルク=108Nm/9500rpm
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