ネオクラ魂ほとばしるTD04ツインターボで新型を超えろ!?
再販を望むユーザーの声に応え、リニューアル版の開発が進行中
かつてZ32が搭載するVG30DETT用として、アクチュエーター式TD04とウエストゲート式TD05の各ツインターボキットを扱っていた“トラスト”。販売終了から久しいが、ここへきて再びキットを開発しているという情報が飛び込んできた。
手前からZ32、Z33、RZ34と、歴代フェアレディZが並んだファクトリー。新旧を問わず、トラストではユーザーが求めるチューニングパーツを開発していくのだ。「タービンもインタークーラーもすでに純正品が生産廃止になっていて新品を入手できない。それでユーザーもショップも困っているという話が全国の営業から上がってきて。需要があるなら、もう一度キットを出そうということになったんです」と広報の川島さん。
右がタービンキットに使われるTD04H-15G(8.5cm2)、左がエキゾーストT2、コンプレッサーT25となる純正タービン。インデュース径やコンプレッサーホイールはTD04Hの方が一回り大きい。右バンク側の純正タービン。アウトレットを外した状態だからエキゾーストハウジングがよく見える。スペースが狭いため、交換時の作業性はあまりよろしくない。開発が進められるのは、純正EXマニにポン付けできるTD04H-15Gのツインターボキット。これには純正置き換えタイプのインタークーラーやパイピング類も当然含まれる。
開発担当のトラスト米庄さんが持つのは、左が当時のキットと同じサイズのタイプ14インタークーラー(150×205×100mm)。右はコア面積が大きく薄型のタイプ35インタークーラー(158×230×66mm)。どちらか使われるかは今後のテストで決定する。取材時はインタークーラーのサイズに関して、以前のキットと同寸でいくか、1サイズ大きくするかを検討しているところだった。
開発中のT517Zツインターボキットを装着したZ33。前置きインタークーラーは左右バンクで独立したツインエントリー式となる。こちらは間もなくテストが始まる予定。また、トラストでは、登場からちょうど20年が経つZ33に向けたツインターボキットも開発中。これは既存のZ34用ターボキットをベースにしたもので、タービンはT517Zを使用する。アメリカからの要望で開発を始めたが、2023年4月に日本でも発売される予定だ。
最新モデルのRZ34と並行して旧型Zのターボキットも手掛けるトラスト。Zオーナーは今後の動向に注目せよ。
●問い合わせ:トラスト TEL:0479-77-3000
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みんなのコメント
とは言え、アフターパーツでも長く乗り続けるためにも再販は嬉しいかぎり充実してくれるとありがたい。