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古いバイクを復活できるかも!? レアパーツを製造する社外メーカーにも興味津々!レーシングライダー大久保光の「EICMA」レポート第4弾

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古いバイクを復活できるかも!? レアパーツを製造する社外メーカーにも興味津々!レーシングライダー大久保光の「EICMA」レポート第4弾

大久保選手愛用の「オージーケーカブト」も出展

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。今回も引き続き、世界最大のバイクの見本市「EICMA」で気になった、装具品やバイクのパーツメーカーをご紹介したいと思います。

2022年のEICMAで発表された国内バイクメーカーまとめ【ヤマハ編】

 まずは、私がいつもお世話になっている日本を代表するヘルメットメーカー「オージーケーカブト」のブース。

 このブースには、今年MotoGPのMotoGPクラスで同社のヘルメットを使用してレースを戦っている、アレックス・エスパロガロ選手モデルのフルフェイスヘルメット「F17」が展示してありました。

 このF17は私もレース時に使用しているヘルメットで、とても被りやすく、そして首への負担も少ないため、長時間ライディングでもしっかりと走りに集中できるヘルメットとなっており、レースシーンでは勿論のこと、ツーリングなどにもオススメできるモデルとなっています。

 そして私がもう1つ注目したヘルメットは、新しく設計された新型オフロードヘルメットの「GEOSYS」です。

 こちらはオージーケーカブトが新しく開発した新型オフロードヘルメットで、オフロードヘルメットながらスクリーン仕様となっているため、ツーリングや林道走行でその機能を発揮してくれそうなデザインとなっています。

 値段も税抜き4万3000円と、比較的お手頃。シーズンオフのトレーニングで実際に使い、このヘルメットのフィードバックができればと思っています。

 ホームページを確認すると、まだ単色のみのラインナップとなっていますが、今後のカラーリング展開にも期待したいところです。

 続いて紹介したいバイクメーカーは、台湾の「HanMing」というメーカー。こちらは主に各メーカーのエンジンパーツを製造している会社なのですが、そのバリュエーションに驚きました。

 日本ではパーツを手に入れるのさえ困難な2ストロークバイクのシリンダーやピストンなどを制作しており、日本の4メーカーの2ストロークマシンのパーツは勿論のこと、海外の旧車のエンジンパーツまで制作しています。

 中でも私が注目したのが、ホンダ「NSR50」のエンジンパーツ。私が子供の頃、ミニバイクレースに参戦していた頃は、NSR50がレースバイクの主流となっていて、多くのNSR50がミニバイクレースに参戦していました。

 当時はパーツなどもたくさんありましたが、時代の流れとともにメーカーでのパーツの生産も無くなっていき、走らせるだけでも難しい状態となっています。実際、私もロードレースにステップした頃はNS50というバイクをトレーニング用に持っていましたが、メンテナンスが難しくなったため手放してしまいました。  そのため、このようなメーカーのパーツを使って色々なバイクを再び復活させることができれば、それはどんなに素晴らしいことだろうと思います。

 また時代に合わせて、このような社外パーツをエンジンに使っても大丈夫というレギュレーションも、今後はレースの中で必要かもしれません。

 最後はイタリアのパーツメーカーで、「MAXISCOOT」というスクーターのパーツをメインに製造しているメーカーです。

 イタリアでは意外と2ストロークのスクーターが街中を現役で走っているのをよく見かけますが、このようなパーツメーカーは縁の下の力持ちになっているような気がします。

 オリジナルスクーターチャンバーやドラックレースで使用していたと思われるバイクも展示してありました。スクーターではありますが、見た目が普通のバイクのような形をしたものもあり、なかなか面白いブースとなっていました。

 次回でEICMAに関する記事は最後になりますが、再び気になったバイクメーカーをご紹介できたらと思います。

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みんなのコメント

1件
  • 藍流頓瀬奈
    旧車愛好、また愛車を長く乗りたいならば実際のところメーカー純正に拘っていても在庫枯渇、生産中止は避けがたい問題。
    こういうジェネリックパーツや流用部品に頼らざるを得ないことも。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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