アウディは、クリーンな合成燃料“e-ベンジン”をグローバル・バイオエナジーズ社と共同で開発したと発表した。
e-ベンジンは、石油を使わずにつくられるクリーン燃料。オクタン価は100でノッキング(異常燃焼)が起きづらく、有害物質である硫黄やベンゼンを含まない。よってエンジンの高圧縮比化が可能になり、燃費向上やCO2低減に寄与する。
アウディによれば現状では、e-ベンジンの生産に植物由来のバイオマスを使用しているが、将来的にはこれを水と水素、二酸化炭素、太陽光で生成可能なプロセスに置き換え、さらなるCO2の削減を目指していく。
グローバル・バイオエナジーズ社は、仏ランス近郊のポマクルという街にある実験工場でe-ベンジンの前段階であるイソブテンの生産を行っている。イソブテンは、石油を使わない再生可能な燃料から作られている。
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