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フォードCEOが豪州へ。最新Gen3マスタングをドライブ「現代レースカーで最高峰の楽しさ」/RSC

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フォードCEOが豪州へ。最新Gen3マスタングをドライブ「現代レースカーで最高峰の楽しさ」/RSC

 フォードの最高経営責任者(CEO)を務めるジム・ファーリーが南半球オーストラリア大陸を訪問し、同国を代表するツーリングカー選手権RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで導入初年度を終えたGen3規定『フォード・マスタング』のシートタイムを目玉に現地視察を敢行。初ドライブを終え「これは素晴らしいレースカーで、私が運転した現代のどのレースカーよりもはるかに楽しい」と、そのパフォーマンスに太鼓判を押した。

 世界を代表する巨大マニュファクチャラーのグローバルな活動を統括するCEOは、この12月中旬のダウンアンダー滞在中に各地の訪問スケジュールをこなし、同地でも再生産が開始される人気ピックアップ『F-150』の“リ・マニュファクチャリング”施設訪問を皮切りに、フォードのエンジニアリングチームと面会し、新しく開設された国立部品流通センターやフォード・オーストラリアの事業全体を担う従業員やリーダーとも会談を果たすなど、多忙な時間を過ごした。

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 そのオーストラリア大陸行脚のハイライトとして、先週火曜にもビクトリア州メルボルン郊外に位置するカルダーパーク・レースウェイを訪れたファーリーCEOは、スーパーカーに参戦するフォード・オーストラリアのパートナー全5チームのメンバーたちと時間を過ごし、ここで自らティックフォード・レーシング製フォード・マスタング・スーパーカーのステアリングを握った。

 現地にはフォード・パフォーマンスのモータースポーツ部門グローバル・ディレクターであるマーク・ラッシュブルックらも同席するなか、かつてF1ドライバーのダニエル・リカルドらとGen2規定モデルを経験したこともあるファーリーCEOは、サイドシートにティックフォードのエースであるキャメロン・ウォーターズを伴い、まだ水量の残るウエット路面のトラックへ。そのままレーシングスピードでの感触を数ラップにわたって満喫した。

「もちろんNASCARや以前の規定のスーパーカーをドライブしたことがあるが、それらと比べてもさらに楽しいね。最高の経験だったよ」と笑顔を見せたCEO。

 一方、チャズ・モスタートやジェームス・コートニー、アントン・デ・パスクアーレやウィル・デイヴィソンらを代表して“ホットラップ”を経験したウォーターズも「ファーリーの運転技術には感銘を受けた」と、その技能を称えた。

■2024年のフォード陣営は5チーム計10台

「彼は素晴らしかったね。この条件下で最初から自信を持ってステアリングを握り、それがどれほど上手だったかに驚かされた。これを“モノにする”のにほんの数コーナーも掛からず、彼自身も明らかにたくさんのレースをしてきたことが理解できたよ」と続けたウォーターズ。

「1周目を終えた後は、まったく不安はなくなっていた。僕は実際に彼の隣にいて、あらゆる事態が忍び寄るのを楽しんだが、彼はそれほど間を置かずに、すべての挙動に対処するようになっていたんだ」

 新規定初年度はシボレー・カマロZL1に先行される展開となったフォード陣営だが、シーズン終盤戦は性能調整に関する『Parity Review System(パリティ・レビュー・システム/同等性評価)』の再調整を受けたマスタングが盛り返し、ウォーターズがゴールドコーストとアデレードで優勝。デビッド・レイノルズと新人マット・ペインのペンライト・レーシングも勝利を飾り、最後の4戦は負けなしでシーズンを終えた。

 この12月初旬には、同等性をさらに向上させる取り組みの一環として史上初の北半球へ向かい、北米ノースカロライナ州コンコードで稼働する世界最大級の風洞設備『ウインドシア』で、合計3日間のテストプログラムを完遂している。

 来季2024年に向けては、ホモロゲーションチームのディック・ジョンソン・レーシング(DJR)が新体制を敷き、長年チーフエンジニアを務めたルード・ラクロワが離脱を表明したものの、かつてスコット・マクラフランと3連覇を達成したライアン・ストーリーがチーム代表に復帰。

 一方で体制縮小のティックフォードとその枠を禅譲されたブランシャード・レーシングに、ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド(WAU)と前出ペンライト・レーシングの5チーム10台のGen3マスタングがエントリーする。

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