現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【MotoGP】2021年のライダー決まらぬアプリリア、ベッツェッキ起用はVR46が却下。現在はジョー・ロバーツに食指?

ここから本文です

【MotoGP】2021年のライダー決まらぬアプリリア、ベッツェッキ起用はVR46が却下。現在はジョー・ロバーツに食指?

掲載
【MotoGP】2021年のライダー決まらぬアプリリア、ベッツェッキ起用はVR46が却下。現在はジョー・ロバーツに食指?

 新型コロナウイルスの影響を受け変則的なスケジュールとなったMotoGP2020年シーズンも、ついに終了。最高峰クラスではジョアン・ミルがスズキに20年ぶりのタイトルをもたらした。

 2020年シーズンはスズキの戴冠やKTMが3勝を挙げる大躍進、さらに14戦で9人のウイナーが誕生するなど、激動の1年間となった。しかし、そうした良い意味でのサプライズではなく、悪い方面での話題が目立ったのがアプリリアだ。

■イアンノーネに対する4年処分は“信じられない”……エスパルガロ兄「やりすぎだと思う」

 彼らは今年始め、レギュラライダーのアンドレア・イアンノーネにドーピング疑惑が浮上。冬季テストからイアンノーネには出場停止処分が下り、シーズンを通じてテストライダーのブラッドリー・スミスが代役を努めることになった。

 イアンノーネはスポーツ仲介裁判所(CAS)に控訴したものの、最終的にCASは世界アンチ・ドーピング機関の主張を認め、イアンノーネの出場停止処分が4年間に延長されてしまった。

 そのため、アプリリアは2021年シーズンに向けてイアンノーネの後任となるライダーを探す必要に迫られている。

 シーズン中はカル・クラッチローやアンドレア・ドヴィツィオーゾといった実力者の名前も取り沙汰されていたが、結局これは実現せず。以降はMoto2クラスのライダーから起用するのではないかと見られてきた。

 motorsport.comによる調べでは、VR46チームのマルコ・ベッツェッキが有力候補として浮上していたと見られる。彼は2020年シーズンに2勝を挙げ、最終的にランキング4位となっている。

 しかし今やベッツェッキ起用というプランは泡と消えたようだ。VR46チームのチームマネージャーを努めるパブロ・ニエトはDAZNに対し、ベッツェッキへのオファーがあったことを認めたが、チームは彼に対しMoto2残留を望んだという。

「ベッツェッキの将来はここ(Moto2)にある。2021年も、彼は我々と共にレースを戦う」

 ニエトはDAZNに対しそう語った。

「彼らはそれ(ベッツェッキの昇格)を試みていた。アプリリアにとって彼と契約することが優先事項であり、マルコが加入することを望んでいたと思う」

「(ベッツェッキは)このカテゴリーにおいてベストな力を持っているライダーのひとりであり、アプリリアは彼のようなライダーを必要としていた」

「我々としては、マルコは来年のMoto2プロジェクトの先頭に立つ男であり、彼も来年チャンピオンシップを争うためにMoto2にとどまりたいと思っていたと思う」

 なお来季のアプリリアの布陣について、終盤3戦ではスミスに代わってロレンソ・サヴァドーリが起用されていたにもかからず、同チームCEOのマッシモ・リボラはテストライダーのスミスがレギュラーライダーとして妥当な選択肢だとコメントしている。

 スミス以外には、Moto2ライダーのファビオ・ディ・ギャナントニオやアロン・カネットにアプリリア加入の噂があるが、現在はジョー・ロバーツも有力候補となっているようだ。

 ポルトガルGP2日目にリボラCEOは、ロバーツがItaltrans Racing Teamと来季契約を結んでいるにもかかわらず、彼が選択肢となっていると認めていた。

 なおアプリリアはレース後に行なわれるヘレスでのプライベートテストに向け、ライダー選定につて決断を下すと考えられている。

関連タグ

こんな記事も読まれています

スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
くるまのニュース
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
バイクのニュース
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
レスポンス
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
モーサイ
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
カー・アンド・ドライバー
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
AutoBild Japan
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
レスポンス
ホンダ ヴェゼルをマイナーチェンジし新グレードも設定
ホンダ ヴェゼルをマイナーチェンジし新グレードも設定
Auto Prove
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
モーサイ
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
WEB CARTOP
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
くるまのニュース
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
レスポンス
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
カー・アンド・ドライバー
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村