現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【憧れの車】華麗なる復活を遂げた日産スカイラインGT-Rの歴史

ここから本文です

【憧れの車】華麗なる復活を遂げた日産スカイラインGT-Rの歴史

掲載 更新 4
【憧れの車】華麗なる復活を遂げた日産スカイラインGT-Rの歴史

【憧れの車】華麗なる復活を遂げた日産スカイラインGT-Rの歴史

1973年のKPGC110型(ケンメリ)スカイランGT-Rの消滅とともに、しばらくその存在が中断するスカイラインGT-Rは1989年に復活します。今回は第二世代となるスカイラインGT-Rと、そこに至るまでの紆余曲折の歴史を紹介。GT-Rの名がもらえなかったモデルについても触れていきます。

小キズを消すにはこれ!ちょっとしたキズは簡単修復!


DOHCエンジンの消滅とターボの台頭

S20エンジンを搭載した第一世代スカイラインGT-Rが消滅した後、スカイラインからはしばらくDOHCエンジンが消滅します。4代目の“ケンメリ”と呼ばれたC110スカイライン(GT-Rを除く)と、5代目の“ジャパン”と呼ばれたC210スカイラインのメインエンジンはL20型と言われるOHCエンジンとなります。しかし、この時代、ひとつの流行が訪れます。それはターボエンジンです。L20型も1980年にターボが装着されます。

スカイラインにDOHCエンジンが復活するのは1981年のR30型です。FJ20型と言われる4気筒エンジンで、搭載モデルは2000RSと名付けられました。のちにFJ20にもターボが装着されます。しかし、このモデルがGT-Rと呼ばれることはありませんでした。それは4気筒であったからだといわれています。その後R31型では、RB20DETというDOHCターボエンジンを積むモデルが復活しますが、やはりGT-Rの名前は使われません。もっともホットなレース、ホモロゲーションモデルでもGTS-Rというネーミングでした。RSやGT-Rの名称が使われたのは、専用エンジンでなかったからという話などがあります。


いよいよ復活するスカイラインGT-R

1989年、スカイラインがフルモデルチェンジしてR32型となります。5月に標準タイプが発売になり、8月にGT-Rが発売されます。R32型以降のスカイラインGT-Rに搭載されたエンジンはRB26DETTと呼ばれる2568ccの直列6気筒ツインターボでした。この中途半端な排気量はグループAレースのレギュレーションでターボ付きは係数1.7を乗ずるとなっていて、2568ccターボは換算値が4366ccとなり4.5リットル以内に収まるため、グループAクラス1へのエントリーが可能になるというわけです。スカイラインGT-Rは1990年からグループAに参戦。シリーズが終了する1993年まで4年連続で全てのレースで勝利をあげ、チャンピオンを獲得しました。


R33、R34、そして日産GT-Rに

第二世代スカイラインGT-Rに共通の特徴はRB26DETTエンジン、4輪マルチリンクサスペション、アテーサE-TSの4WDといっていいでしょう。R33型になるとベースモデルがサイズアップしたことに合わせGT-Rも大型化、ホイールベースはR32に比べて105mmも長くなります。そしてR34ではふたたびホイールベースを55mm短縮しました。このホイールベースの違いが、各モデルを特徴づけているといえるでしょう。R34型は2002年まで製造、販売されました。

R33型、R34型スカイラインGT-RはグループAレース終了後に始まった全日本GT選手権(現スーパーGT)でも大きな活躍をします。全日本GT選手権には2003年まで参戦しますが、2004年からはその座をフェアレディZに譲ります。

そして2005年の東京モーターショーにおいて、カルロス・ゴーン氏がGT-Rの復活を宣言。2007年にスカイラインではなく、日産GT-Rとして新しいGT-Rが登場しました。エンジンは専用となる3.8リットルツインターボで、直列6気筒ではなくV型6気筒となりました。駆動方式はもちろん4WD、エンジン直後にミッションを配置するのではなく、リヤのデファレンシャル機構と組み合わせたトランスアクスル方式を採用。デュアルクラッチ式の2ペダルとしています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
レスポンス
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
Webモーターマガジン
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
THE EV TIMES
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
レスポンス
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

4件
  • R35はスカイラインじゃない。スカイラインGT-Rじゃない「スカイライン」は34まで。35もいい車だと思うがまったく別車種。
  • 日産GTーRのエンジンを積んだオールージュなんてのも有ったし、またスカイラインGTーRやる?

    そんなことになったらスカイラインもパナメーラ並みにスーパーセダンになってしまうけどw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.8630.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

415.07700.0万円

中古車を検索
スカイラインGT‐Rの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.8630.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

415.07700.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村