クルマより道具にお金をかけたいキャンパーにオススメのSUV選び
アウトドアを楽しむために乗っていくクルマとして、SUVは鉄板である。日本のアウトドアフィールドはアクセス路が整備されているのが普通で、なにもSUVや4WD車である必要はないのだが、それでもセダンやハッチバックで乗り付けるより、気分も、あたりの風景のなかでの映えも違ってくるというわけだ。
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しかしアウトドアを始めると、そのグッズなどで出費がかさむ。これからアウトドア向きのSUVを買うにしても、ドーンと新車を買うのは、ある意味もったいないとも言えるのだ。その最大の理由は、アウトドアのアクティビティでクルマを使うと、やっぱりクルマは汚れ、知らず知らずのうちにキズがつくこともある。だったら中古車のほうが気兼ねなく使えるのではないだろうか。
そこで予算100万円、なおかつ今乗っていても古さをそう感じずに済む、先代以前のモデルでも色褪せないデザイン、存在感を持つ中古SUVを紹介したい。
パワフルで経済的なディーゼルモデルの雄「初代CX-5 XD」
まずはマツダCX-5である。もちろん、現行モデルではなく、先代にあたる初代になるのだが、こう言っては何だが、現行型が先代(初代)のキープコンセプトデザインで出てきたため、100万円の予算で収まる2012年~2016年式の初代モデルでも、型落ち感と古さを感じさせにくいモデルと言える。
そして何と言っても、100万円の予算でロングドライブやアウトドアにぴったりな、エンジントルクと経済性に優れ、山道もグングン安心して走れるクリーンディーゼルモデルが選べるのもCX-5ならでは。荷室は後席使用時でも奥行き900mm、幅1040mm~、天井高830mmと、デザインコンシャスになっていないぶん、たっぷりの容量を持っているからアウトドアの荷物も無理なく積み込めるはずである。年式的には2012~2015年式が選べる。オススメはもちろん、走りの質感でガソリン車を上まわるクリーンディーゼルモデルだ。
高年式車も狙えるトヨタが誇るプレミアムSUV「2代目ハリアー」
トヨタ・ハリアーは、さすがに1997年デビューの初代だと、かなりの古さを感じてしまう。だが、2003年から2013年まで生産された2代目であれば、都市型SUVとしての洗練度あるデザインとなっていて、むしろハリアーらしいスタイリングとも言えるのだ。
100万円の予算であれば、年式的には2011~2012年式、つまり10年落ちが狙える。パワーユニットは2.4L直4、3.0L V6が揃う。リヤがクーペライクに寝ているため、荷室にかさばる箱型の荷物は積みにくいが、一般的なアウトドアグッズなら、無理なく積み込めるはず。当時のトヨタの上級セダンに匹敵する乗り心地だから、遠路のアウトドアフィールドへのドライブもそこそこ快適にこなせるはずである。
アクティブ派に向けて作られた内装が自慢「3代目エクストレイル」
上記の2台は先代、あるいはそれより古いモデルとなるのだが、じつは現行モデルの中古車でも100万円の予算で手に入るアウトドア向け本格SUVがある。それは日産エクストレイルだ。ルノーと共同開発されたCMFプラットフォームを採用する3代目は2013年のデビュー。もう9年ものロングライフというところがキモで、100万円の予算なら最大2015年式、2014年式の比較的新しい、安全装備も充実したクルマが選べる。なにより現行型なので、中古車感が極めて薄いまま乗れるのがメリットだ。
室内は汚れに強い素材(防水機能のあるシートやラゲッジ)を使っているため、アウトドアの荷物をガンガン積んでも気にならない。よってイチオシのアウトドアに向く100万円中古車と断言したい。このほか、先代ホンダCR-V、スバル・フォレスターなども、それほど古さを感じにくい9~10年落ちの中古車が予算内となる。
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毎日の生活がやっとの私には古い軽自動車も維持が難しいです。暮らしにくい世の中です。