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輸入車の登録 2月首位のベンツ、これで何カ月連続? 「2019年2月に売れたインポートカー」

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輸入車の登録 2月首位のベンツ、これで何カ月連続? 「2019年2月に売れたインポートカー」

Q:輸入車の新規登録で2月首位のM・ベンツ、今月で何カ月連続?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:48カ月連続。

前年割れが続くアウディ、1月の成績は? 「2019年1月に売れたインポートカー」

つまり、4年もの長きに渡って、輸入車のブランド別新規登録台数ランキングのトップに君臨しているのだ。新型車や特別仕様車の精力的な導入、車種ラインアップの拡充、販売キャンペーンの積極的な展開などが奏功している。

また、最大のライバルであるフォルクスワーゲンが排出ガスおよび燃費検査の不正問題の発覚などによって一時ブランドイメージを悪くしていたことが、首位を維持できた一要因といえる。

外国メーカー車の新規登録台数 3カ月ぶりマイナス

日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比0.3%減の2万2742台と3カ月ぶりのマイナスとなった。一方、日本メーカー車含では同0.3%増の2万7674台と、3カ月連続で前年実績を上回った。

2月の輸入車の市場動向に関してJAIA関係者は「2月の輸入車の新車販売は、一部ブランドで需給ギャップが発生したこともあり、外国メーカー車で前年同月比0.3%減の2万2742台と3カ月ぶりにマイナスを記録した。一方、日本メーカー車は同3.4%増の4932台とプラスに転じ、全体では同0.3%増の2万7674台と3カ月連続で前年実績を超えた。ブランド別ではメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、BMWの独トップ3がいずれも前年同月比でプラスを達成。ボルボやPSA(プジョー/シトロエン/DS)、フィアット、ジャガー・ランドローバーといった中堅ブランドも成績を伸ばしている。好調なブランドは、いずれも新型車や特別仕様車の精力的なリリース、さらに販売キャンペーンの積極展開などが奏功している。クルマとしては、SUVモデルのカテゴリーが継続して人気高。価格帯別では400万円以上のクラスが堅調」と解説する。

今後の見通しについては、「輸入車市場全体としての受注状況は、比較的底堅く推移している。また、春に向けて販売台数を伸ばしそうな新型車や特別仕様車が各ブランドから相次いで発売される予定なので、これらがどれくらい成績を伸ばすかが今後の成否となるだろう。コンパクトクラスが位置する400万円未満の価格帯の回復も成績の面でカギを握る。10月に実施予定の消費税アップに対する駆け込み需要は今のところ出ていないが、各ブランドとも対策は色々と練っているようだ。一方、世界的な景況感の悪化などによってユーザーの消費意欲がどうなるかは不安要素。英国のEU離脱に伴う一部ブランドの生産停止や工場の移転なども販売面での懸念材料」と指摘した。

2019年2月「インポートカー」新規登録ランキング

車名別インポートカー新規登録台数

日本自動車輸入組合 乗用車、貨物、バス合計(カッコ内は前年比)1位 メルセデス・ベンツ 5145台 (101.5%)
2位 フォルクスワーゲン 3984台 (101.0%)
3位 BMW 3647台 (100.5%)
4位 トヨタ 1958台 (109.4%)
5位 BMWミニ 1932台 (99.0%)
6位 ボルボ 1364台 (104.7%:前年はボルボ・トラックを含む)
7位 アウディ 1330台 (61.4%)
8位 日産 1331台 (111.4%)
9位 ホンダ 1052台 (98.3%)
10位 プジョー 824台 (107.0%)

11位 ジープ 670台 (79.9%)
12位 ルノー 642台 (99.7%)
13位 フィアット 506台 (119.9%)
14位 ポルシェ 503台 (109.1%)
15位 ランドローバー 414台 (141.3%)
16位 スズキ 356台 (84.0%)
17位 スマート 172台 (268.8%)
18位 三菱 235台 (81.3%)
19位 ジャガー 303台 (167.4%)
20位 シトロエン 282台 (180.8%)

M・ベンツ 48カ月連続でトップ

外国メーカー車の2月のブランド別成績では、前年同月比1.5%増の5145台の新規登録を成し遂げたメルセデス・ベンツが48カ月連続での首位に輝く。

続く第2位には、同1.0%増の3984台を達成したフォルクスワーゲンが前月と同順位でランクイン。第3位には、同0.5%増の3647台を記録したBMWがやはり前月と同様に位置した。また、第4位には同1.0%減ながら1932台を登録したBMWミニが、さらに第5位には同4.7%増の1364台を記録したボルボが前月と同順位で入り、ドイツ4強の一角であるアウディは同38.6%減の1330台にとどまって第6位に甘んじた。ちなみに、日本メーカー車のトヨタ自動車は同9.4%増の1958台、日産自動車は同11.4%増の1331台を記録し、これを含めた全体の輸入車のブランド別成績は、第4位がトヨタ自動車、第5位がBMWミニ、第6位がボルボ、第7位が日産自動車、第8位がアウディという結果となった。

トップ6以外の外国メーカー車のブランド別成績では、精力的な販売戦略を展開する中堅ブランドの健闘ぶりが目立った。プジョーが前年同月比7.0%増(824台)、フィアットが同19.9%増(506台)、ランドローバーが同41.3%増(414台)、ジャガーが同67.4%増(303台)、シトロエンが同80.8%増(282台)、アバルトが同40.7%増(211台)、スマートが同168.8%増(172台)、DSが同47.2%増(53台)を成し遂げる。

スポーツカーブランドの好調さも際立ち、ポルシェが同9.1%増(503台)、フェラーリが同26.2%増(77台)、マクラーレンが同84.6%増(24台)を達成。また、高級車ブランドのベントレーは同125.0%の大幅増(36台)を記録した。

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