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オープンエア+4輪駆動の全部載せ“M”モデル『BMW M4カブリオレ・コンペティションM xDrive』誕生

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オープンエア+4輪駆動の全部載せ“M”モデル『BMW M4カブリオレ・コンペティションM xDrive』誕生

 9月3日に発売開始となったばかりの最新“Mハイ・パフォーマンス・モデル”のうち、史上初の4輪駆動システム“M xDrive”を搭載したクーペボディの『BMW M4 Coupe Competition M xDrive』をベースに、オープンエアと4輪駆動のパフォーマンスを融合した“全部載せ”モデル『BMW M4 Cabriolet Competition M xDrive(カブリオレ・コンペティション・エム・エックスドライブ)』が登場。9月10日より発売が開始されている。

 BMW M社が開発する高性能“M”モデルのうち、ストリートも考慮したMパフォーマンス・モデルと、サーキットを主眼とするMハイ・パフォーマンス・モデルの2種類が設定されるようになって久しいが、そのうち高性能版の後者の位置付けにあたるモデルとして、オープンエアの爽快感による“駆けぬける歓び”を実現する『BMW M4カブリオレ・コンペティションM xDrive』が追加設定された。

BMW Mの主力モデル『M3セダン』『M4クーペ』に、初の4輪駆動バージョン“M xDrive”が登場

 こちらも同車種内でトリム別として設定されるようになった標準仕様とコンペティション仕様のうち、よりハードな走行性能を追求した“Competition”の名称を持つ今回のモデルは、その心臓部に標準仕様の最高出力480PS/6250rpm、最大トルク550Nm/2650-6130rpmの直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンではなく、それぞれ510PS/6250rpm、650Nm/2750-5500rpmまで出力を高めた高出力版を搭載している。

 ベース車の源流となる『BMW M4クーペ・コンペティション』と同様のエンジンは、圧力損失を最小限にし、流体抵抗を極めて低く抑えてレスポンスを最適化した吸気ダクトや、重量の最適化により高回転まで最大限、安定したパワー供給を実現する鍛造ピストンを採用。

 最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し、低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボチャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を余すことなく採用している。

 そのハイパワーを路面に伝達する駆動系には、約1週間先行で発売開始となった『BMW M4クーペ・コンペティションM xDrive』で同車史上初の採用となったM専用4輪駆動システム、M xDriveを搭載。BMW自慢の駆動制御システム“xDrive”をベースに、Mモデル専用制御となるドライビング・ダイナミクス・コントロールによって管理され、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)との協調もあり、基本設定の「DSCオン・4WDモード」でMモデル特有の俊敏性を存分に発揮する。

 また、走行コンディションやドライバーの熟練度に合わせた豊富な走行モードが組み込まれるのも特徴で、Mダイナミック・モード(MDM、4WD Sport)では、リヤアクスルへの駆動トルク配分が増加し、後輪のスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能に。

 DSCオフ時に選択可能な『4WDモード』『4WD Sportモード』『2WDモード』のうち『4WDモード』ではもっともバランスの良いコントロールとトラクションの組み合わせとなり、一方の『4WD Sportモード』ではより高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わされる。

■約18秒で開放可能なキャンバス製ソフトトップを採用

 そしてサーキットやワインディングを楽しむオーナーのために用意された設定として、後輪駆動の『2WDモード』も備えられ、クルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、ドライバー自らが車両を操作する歓びをダイレクトに味わうことが可能になっている。

 そんな高度なパフォーマンスを有するBMW M4カブリオレ・コンペティションM xDriveのエクステリアは、閉じた状態から約18秒で開放可能なキャンバス製ソフトトップを採用し、ソフトトップを閉じれば、AピラーからCピラーにかけて流れるような美しいルーフラインを持つエレガントなクーペスタイルとなる。

 話題のフロントマスクは迫力ある縦型の大型キドニー・グリルとし、水平方向にはダブルバーを採用。大出力化にあわせエンジンの冷却性能を高めるため、大型エアインテークを採用することで、他モデルとの差別化もはかっている。

 さらに、M専用となるサイド・ギル、ドア・ミラー、ダウンフォースを獲得するためのリアスポイラーも標準装備し、リヤを眺めれば迫力のあるMスポーツ・エキゾースト、空力特性を向上させるディフューザー、そしてよりワイド化されたトレッドを採用するなど、サーキットでのパフォーマンスを予感させる姿とした。

 一方のインテリアでも、MスポーツシートやMロゴが輝くドアシル、Mモデル専用にデザインされたメーターパネル、M専用ステアリングを採用。よりスポーツ走行に適したMカーボン・バケット・シートもオプションとして用意される。

 また、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や、高性能3眼カメラとレーダー、そして高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した"ドライビング・アシスト・プラス"も標準装備。

 こちらもBMWの最新ラインアップ同様に、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能も採用されている。

 そのほか、AI音声認識技術によるBMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)やBMWコネクテッド・ドライブも標準とななり、価格は1433万円(税込)となっている。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp

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みんなのコメント

2件
  • どんなに時代が変わろうが4人乗りカブリオレを用意する姿勢は高く評価できる、聞いてるか?レクサス。
  • デザイン一新してFR設定したら考える
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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