ウイリアムズF1育成のブラウニング、スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト参加決定。FIA F2ウイナーがSF初ドライブへ

　日本レースプロモーション（JRP）が運営している全日本スーパーフォーミュラ選手権は12月4日、公式SNSを通じて、鈴鹿サーキットで12月10～12日に実施予定となっている合同／ルーキーテストにウイリアムズF1育成ドライバーのルーク・ブラウニングが参加することを明らかにした。

　スーパーフォーミュラの公式合同テストは例年通り12月に鈴鹿で開催されるが、そこにイギリス出身の若手有望株、ルーク・ブラウニングが参加することが決まった。

　ブラウニングは2023年にウイリアムズF1チームの育成プログラムに加入し、伝統のマカオGPでFIA F3ワールドカップを制覇。同年10月にはアストンマーティンの2021年型F1マシンAMR21での走行機会を手にし、シルバーストンでテストドライブ。2024年のF1アブダビGPではウイリアムズからFP1出走も果たした。

　2025年にはFIA F2で2年目に臨み、ハイテックTGRから出走すると1度のフィーチャーレース勝利を含む9度の表彰台を獲得し、選手権4位で最終戦を迎えようとしている。

　ブラウニングはこれまでにF1グランプリ週末のフリー走行にも複数回出走しており、トップカテゴリーでの経験を積みながら次なるステップを模索している。今回のテストで、日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラのマシンを初めて走らせることになる。

　なお、ブラウニングが鈴鹿でドライブするチームについてはまだ発表されておらず、シリーズ公式SNSでは12月5日以降に詳細を告知するとしている。今回のテストにはすでに小山美姫を皮切りに小林利徠斗、カッレ・ロバンペラ、梅垣清、大草りき、名取鉄平らの参加も発表されており、2026年シーズンに向けた注目の顔ぶれが揃うことになりそうだ。

[オートスポーツweb 2025年12月04日]