■もっと売れても良いのに…日産「ルークス」の悩みとは
近年、人気ジャンルとなる軽自動車ですが、なかでも全長1700mm以上かつスライドドアを搭載したモデルがとくに販売好調です。
そのなかでも、ホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」は毎回軽自動車販売の上位にランクイン。一方で、日産「ルークス」も同様のパッケージですが、販売台数においては差があります。
不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選
全国軽自動車協会連合会が発表した2020年11月の軽自動車販売台数は、1位N-BOX(1万5685台)、2位スペーシア(1万2027台)、3位タント(1万599台)、4位ダイハツ「ムーヴ」(9980台)、そして5位にルークスがランクイン。
直近でも、3か月でも8月6位6208台、9月4位1万736台、10月6位7069台となり、安定して上位3台に定着するのは難しいようです。
現行ルークスは、2020年3月19日に発売されました。奇しくも日本で新型コロナウイルス感染症に大きな注目が集まった最中で登場したこともあり、販売活動にも影響があったといいます。
日産の販売店スタッフは次のように話します。
「ルークスは発売翌月の4月から緊急事態宣言が出たこともあり、従来の新型モデルのようにお客さまへのご連絡などが積極的におこなえていませんでした。
また、コロナを懸念されることもあり、試乗を希望する人も少なかった印象がありますが、その後は徐々に持ち直して販売は回復しています」
ルークスは、広い室内、便利で快適な使い勝手、誰もが楽しい移動空間、安全性を考え抜いて、日産と三菱の合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産が企画、開発をおこなったスーパーハイトワゴンの軽自動車です。
今回のフルモデルチェンジにより、これまでの「デイズルークス」から「ルークス」へと車名を変更して販売されています。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mmとなり、大人4人がゆったりと過ごせるクラストップレベルの広い室内を実現。座った際の膝回りのスペースも十分に確保。
また、スーパーハイトワゴンの特徴ともいえるスライドドアは開口幅650mmを実現。さらに「セレナ」で好評の片足を車体の下にかざすだけで自動開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」を両側共に採用しています。
先進機能面では、デイズで軽初搭載した運転支援技術「プロパイロット」を搭載。高速道路での長距離運転と渋滞というストレスを軽減するのはもちろん、新たにミリ波レーダーを追加採用したことにより、より遠くの先行車の状況を検知し、スムーズな制御が可能になりました。
このように人気のスーパーハイトワゴンにおいても、個性の光るルークスですが、なぜN-BOX、スペーシア、タントと差が開いているのでしょうか。
前述とは別の販売店は次のように話します。
「ルークスは人気のスーパーハイトワゴンということもあり、お客さまからの関心は高いです。
実際に、ライバルとなるN-BOX、スペーシア、タントと比較されることはよくあり、その際にはそれぞれの特徴を説明しています。価格面でも大体似たようなもので、約140万円から約200万円となっています。
お客さまからの反響は、上位モデルにおいて『プロパイロット』が設定されており、好評を頂いております。
また、ライバルではN-BOXは走行性能の良さ、スペーシアはバリエーションの豊富さ、タントはセンターピラーレスによる自由度の高さが評価されているようで、その部分とルークスの特徴を比べられる人もおります。
さらに、これらのライバルはある程度『売れている軽自動車』として認知されていますが、新しいルークスは、デイズルークスから改名されたことや、2019年に軽ワゴンの『デイズ』が出たことで、お客さま側がそれぞれの特徴を理解しきれていない部分も販売に影響しているのではないかと思います。
あとは、やはり発売したタイミングでお客さまにダイレクトメールなどで周知するなどが存分にできていない部分などで、ルークスへの関心を高められなかったことも少なからず影響があるのかなと思います」
※ ※ ※
このように発売されたタイミングでの初動がコロナ禍によって十分にできなかったことや、車名変更による認知不足などが、ライバルに一歩及んでいない要因ともいえそうです。
しかし、軽自動車のなかでも先進技術が搭載されているルークスは、その魅力を上手く訴求できれば、販売上位を定位置とすることも容易かもしれません。
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みんなのコメント
なんでoem先がスズキから変わったの? 昔mocoに乗っていたがスズキの野暮ったさが
日産のデザインにかかり、少し洗練されて良い車だったよ。 基本性能とか、デザインが
悪いんじゃないの?