水素技術に注力 プロトタイプ今夏登場
英国の自動車メーカー、イネオス・オートモーティブは7月に開幕するグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、水素燃料電池を搭載したグレナディアを展示すると発表した。
【画像】化学会社の自動車部門が作る屈強なオフロード車【イネオス・グレナディアを写真で見る】 全38枚
5月9日から11日にかけてロンドンで開催されたフィナンシャル・タイムズ紙のイベント「Future of the Car」で、イネオス・オートモーティブのリン・カルダーCEOは次のように述べた。
「この技術の可能性を証明するために、当社は水素燃料電池のデモ機を製作し、夏のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表する予定です」
「イネオスは、年間40万トンの水素を生産し、グリーン水素の開発に欧州中で大規模な投資を行っています。わたし達は、水素が将来のパワートレインの一部であると確信しています」
「そして、低炭素燃料や代替燃料を使用する欧州であろうと、(バッテリーEVの)選択肢やインフラを持たない世界の隅々であろうと、内燃エンジンは存続すると思います」
イネオスは、2021年後半に英国のエンジニアリング会社AVLと水素燃料電池車の開発で提携し、昨年、オンロードとオフロードで走行テストを実施した。パワートレインには、ヒョンデの技術を使用している。
ヒョンデは水素燃料電池車に力を入れており、一部の市場でネッソを販売している。昨年は62.4kWhのバッテリーと95kWの燃料電池、合計出力680psのモーターを搭載する「Nビジョン74コンセプト」を披露した。
リン・カルダーCEOは、交通・輸送における二酸化炭素排出量を削減するためには、「技術の選択肢が広ければ広いほど、より良い結果が得られる」と述べた。
また、既存のパワートレインを廃止するのではなく、水素燃料供給ネットワークやその他の新技術に投資するよう、政策立案者に呼びかけた。
「わたしが目にしているのは、大きな決定、大きな宣言、禁止であり、インセンティブを与えるのではなく、業界をある方向へ押しやることです」
「インセンティブを与える方が、ずっと良い方法だと思います。もし、政府がEVを奨励したいと言えば、流通ネットワークにお金を使うでしょう」
「燃料電池を奨励しようとすれば、グリーン水素の製造や流通網にお金を使うか、インセンティブを与えるでしょう」
「希望を口にするばかりでは、実現には至りません。必要なのは、グリーン水素であれ、低炭素燃料であれ、クリーンエネルギーの生産者と流通網、そしてその技術を市場に投入する理解ある人々だと思います」
「当社は、この3つのうち2つを手に入れたと考えています。生産と技術的なノウハウです。最近、グレナディアの水素燃料電池のデモ機を作ったのはご存じでしょう。しかし、流通網がありません。そこにインセンティブが必要なのです」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ホンダと日産の経営統合」報道をめぐりSNS激震、「社風が水と油」など厳しい意見も
「120万円」以上安い! トヨタ新「“8人乗り”アルファード」に大反響! 「最上級モデルの“半額以下”はオトク」「カッコイイ」「黒内装ステキ」の声! 最廉価の「Xグレード」に熱視線!
今日から「ガソリン“5円”値上げ」に国民ブチギレ!「“25年1月さらに値上げ”…ふざけるな」「生活苦しくなるやん」「もっと国民に寄り添って」の声! 消えゆく「ガソリン補助金」今後どうなる?
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
制限速度を守ってる自分を抜かしていったクルマにオービスが光らないって納得いかん! なんで自動速度取締機は大幅にマージンをとってるの?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
穢らわしい
いや本当これよ。EV化の流れというのはあくまで各国政府の意思で決められていることであって、これが脱炭素目標を可能にする唯一の選択肢であると決定されたわけではない。FCVだって、グリーン水素の普及が実現したらそちらに意思が傾く可能性は十分にあり、その頃に水素の技術を捨てた企業は太刀打ちできない。