もはやEV界の巨人
テスラ・モデルYに再び試乗する機会を得た。最初は西海岸のディーラーでのちょい乗りだったが、今回はドイツに並行輸入されたモデルで十分な時間がとれた。
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実は、いまドイツではテスラとこのモデルYに大きな期待が寄せられている。というのは昨年11月、ドイツへやって来たテスラのイーロン・マスクCEOが、ドイツに生産工場「ギガファクトリー」を建設し、欧州向けのモデルYを生産すると発表したからである。場所はベルリン郊外のブランデンブルグ地区で、敷地面積は15万平方メートルと東京ドームの3.2倍、土地代だけで40億ドル(約4300億円)の投資と1万人の雇用を生むといわれており、ベルリン州政府は諸手を上げてこれを大歓迎している。テスラによると2021年からモデルYを中心におよそ50万台の生産計画を立てており、ドイツではその生産第一号となるモデルYに多くの関心が集まっている。
ゆえに正規販売店のショールームに並ぶまでの間に、並行輸入車が数多く到着。今回試乗したのも陸揚げされた最初のモデルで、パフォーマンス仕様、すなわちデュアルモーターでシステム出力462ps、最大トルク639Nmを発生し、カタログ上の性能は0→100km/h加速が3.7秒、最高速度は241km/hに達する。
一見しただけでは、特にフロントの眺めはモデル3と大きく変わらないが、実際には同車より6cm長く、7cm幅広く、そして18cm背が高く、プロポーションからすればモデル3のクロスオーバーSUVといえる。特に後席空間には余裕があって、3列シート仕様も用意。工作精度や塗装の仕上げなどは同価格帯のドイツ・プレミアムブランドと比べれば見劣りはするが、テスラ・ユーザーはおそらく気にはしないだろう。
コクピット回りも15インチのタッチスクリーンが備わるだけと、6万5620ユーロ(約800万円)のクルマとは思えないほどシンプルきわまりない。たぶん、これもジェネレーションYにとっては問題ないのだろう。
走りはこれまでのテスラ譲りで、静かで気持ちのいい加速、安定したロードホールディング、そしてモデルYでは視界の良さも加わる。このパフォーマンス仕様の航続距離は480kmで、ほとんどのドライブ・シチュエーションをカバーできる。来年からの本格的進出で、はたしてドイツのBEV市場はどのような変化を見せるだろうか。
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