8月13日、WRC世界ラリー選手権第8戦ベルギーの競技初日“デイ1”はSS1~7が行われ、地元のスタードライバーであるティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が、僚友のクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)を抑えて総合トップに立っている。
ベルギー伝統のターマック(舗装路)ラリーであるイープル・ラリーが、昨年の中止を乗り越えWRCイベントとして初開催を迎えた。ベルギー西部の都市イープルを拠点に、周囲に広がる農道が主な戦いの舞台となる今戦、その初日は前評判どおり“地元のスター”ヌービルが速さを見せた。
未経験のイープル・ラリー、前戦優勝ロバンペラがトヨタ勢最上位の4番手/WRC第8戦
シェイクダウンで最速タイムを記録した彼は、ラリーのオープニングでチームメイトのオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)に次ぐ2番手タイムを刻むと、続くSS2、SS3でもセカンドベストを記録。午前のループ最後のSS4でベストタイムをマークするのと同時に、僚友クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)を0.4秒差で逆転し総合トップに躍り出た。
地元ファンの声援を受ける彼は、サービスを挟んで行われた午後のループではSS5から3ステージ連続でベストタイムを記録し、初日のラリーを終えた時点で総合2位に7.6秒差をつけた。なお、SS8は安全上の理由からステージキャンセルとなっている。
ヌービルは「今夜の目標は今朝と同じで、クリーンな走りをすることだった」と語った。
「僕のグラベルクルーが良い仕事をしてくれたので、安心して少しでも速く走り、リードを広げることができた。僕たちは良いリズムで走れているし、それが重要なんだ」
2019年のイープル・ラリー優勝者であるブリーンは、SS2でベストタイムを記録してタナクから首位を奪うと、続くSS3でもステージウインを飾った。しかし総合2番手に後退した直後の1日の後半では、ヌービルに続くのが精一杯。徐々にその差が開く展開となった。
首位と31.2秒差の初日3番手に付けたタナクはオープニングのSS1でリードしたものの、SS2でオーバーシュートがありタイムを失う。また、彼のクルマはブーストが低下しパワーが最大限に発揮できないトラブルが発生した。
それでもペースではトヨタ勢を上回り、首位から30秒台の遅れで並ぶカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)、セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)との3番手争いをわずかにリードしている。
■フルモーが大クラッシュ。クルーは両名無事
ダニエル・バリットの代役としてWRC最高峰クラスデビュー戦を迎えたキートン・ウイリアムズとのコンビネーションで今大会に臨んでいる勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は、オジエに次ぐ総合7番手。ヌービルとのタイム差は1分24秒だ。
総合8番手はヒュンダイ・2Cコンペティションのピエール・ルイ・ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)、総合9番手にWRC3リーダーのヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)が入り、ヒュンダイi20 Nラリー2のデビュー戦を託されたオリバー・ソルベルグ(WRC2)がラリー初日を総合10番手で終えている。
Mスポーツ・フォード陣営にとっては悲惨な1日となり、SS3でアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)が大クラッシュを喫してリタイア。チームメイトのガス・グリーンスミスも、SS4スタート直後にコースを外れそのまま復帰が叶わず。デイリタイアとなっている。
競技2日目、SS9~16が行われるデイ2は、サービスパークの南側に設定された4つのステージを各2回走行する予定が組まれている。この内、オープニングのSS9と再走ステージのSS13“ホレベーケ”は、今大会最長となる全長25.86kmのロングステージだ。8本のSSの合計距離は119.92km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は310.37kmとなっている。
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