■ホンダが屋根なし軽トラを空港で披露!
ホンダの北米法人(米国ホンダ)は、かねてから自動運転作業車プロトタイプの実証実験を行っています。
新たにカナダの空港でのデモンストレーションを行ったと発表しました。見た目は屋根がない軽トラのようなモデルとはどのようなものなのでしょうか。
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このモデルは自律型作業車両「Honda AWV(Autonomous Work Vehicle)」と言い、2018年に開催された「CES 2018」で初めて発表されました。
頑丈で耐久性のある「オフロードサイドバイサイドプラットフォーム」と、新興の先進的な自律走行技術を組み合わせたたコンセプトモデルです。
AWVの特徴としては、レーダーやライダーによる障害物の検知、ステレオスコピック(3D)カメラによる遠隔監視、そしてGPSによる位置情報の取得など、各機能を用いて自律走行や、リモートコントロールによる操作が可能です。
エクステリアは、フロントにホンダ「ホンダe」と同じような丸目ヘッドライトを採用。足元には未舗装路での走行を想定したオフロードタイヤを装着しています。
荷台は、2021年4月に生産終了したホンダの軽トラック「アクティトラック」のものを流用しており、テールランプ周りはその面影があります。
ボディサイズは全長約2900mm×全幅約1500mm×全高約1420mmで、最大積載量は399kg、最大けん引重量は750kg。最小回転半径は3.9mと小回り性能にも優れていました。
このような見た目から日本の果樹園で見かけるような屋根部分がない軽トラックのような姿です。
これまでAWVは実際の建設現場での技術を検証するための実地試験場を行ってきました。
この実証実験により、労働力の制約や安全性の問題からほかのソリューションが現実的でない場合でも、頑丈なオフロード自律走行ソリューションを必要とする様々な業界で、幅広いサービスを展開出来る可能性があるようです。
今回の実証実験は、カナダにあるトロント・ピアソン国際空港で行われました。
ここでは、飛行場オペレーターや空港当局の業務の一部でAWVを活用するもので、空港における労働力不足、安全・セキュリティ、排出ガス削減といった課題にどのように対応するかという部分で実験が行われたようです。
具体的に、AWVは手荷物カートや航空機の部品や機器を運ぶトレーラーを牽引して輸送することができる他、AWVに芝刈り機を取り付けて飛行場の周囲の植生を管理することも可能となります。
さらには空港の滑走路などにあるゴミなどを除去するためのツールを取り付けることで、空港の地上支援を効率化することが出来るようです。
アメリカン・ホンダモーター社のシステムエンジニアリングマネージャーであるジェイソン・ヴァンビューレン氏は、AWVについて次のように話しています。
「AWVは、これまでのフィールドテストを通じて、作業現場の効率と安全性の向上に役立つことが確認されており、飛行場運営者との実際のアプリケーションを探求する次の段階に進む準備が整いました。
AWVの商業化に向けて取り組む中で、我々は飛行場運営者や空港当局のニーズを理解し、運用の合理化、安全性能の向上、飛行場の環境維持目標の達成を支援することで、新たな価値を創造したいと考えています」
※ ※ ※
なお今回のAWVは「第2世代Honda AWV」となり、2023年3月には「第3世代Honda AWV」として、市場などで使用するターレットトラックのような見た目のモデルも存在します。
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みんなのコメント
それも他に車がバンバン走ってたり人がたくさん歩いてたりするわけじゃないところで使うんでしょ?
ほんとここの編集部クズしかおらん。