フェラーリのカルロス・サインツJr.は、先日行なわれた2021年のF1モナコGPを2位でフィニッシュした。しかしそのサインツJr.は、次のアゼルバイジャンGPでは、古巣であるマクラーレン……特に昨年までチームメイトだったランド・ノリスが、輝きを取り戻すだろうと語った。
モナコGPを前にしてノリスは、フェラーリが低速コーナーでのパフォーマンスに優れていると指摘。モナコでは勝つチャンスがあるだろうと、サインツJr.にメッセージを送ったことが知られている。
■ノリス、フェラーリの躍進を”予言”?「モナコで”勝つチャンス”がある」と元同僚サインツにメール
実際にモナコではフェラーリが力強いパフォーマンスを発揮し、予選ではシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得。そのルクレールこそトラブルにより決勝レースをスタートできなかったが、チームメイトのサインツJr.は2位表彰台を獲得した。サインツJr.にとっては、これがフェラーリ加入以来初の表彰台となった。
一方、フェラーリの活躍を”予言”したノリスは3位入賞。コンストラクターズランキングでフェラーリに逆転されるのをギリギリのところで防いだ。
次戦の舞台であるアゼルバイジャンのバクーは、モナコと同じ市街地コースであるものの、アクセル全開が2km以上にわたって続く区間があるなど、サーキット特性は大きく異なる。そのためサインツJr.は、メルセデスのパワーユニット(PU)を搭載したマクラーレンが威力を発揮することになるだろうと語る。
「前回のレースの前、新車や新しいチームにどれだけ自信を持つことができるか、モナコはそれを知る良い参考になるだろうと言っていた。正直に言って、FP1以降とてもフィーリングが良く、速く走ることができた」
そうサインツJr.は語った。
「バクーの長いストレートで、最高のパフォーマンスを発揮できるチームになるとは思えない。でも、タイトな部分でタイムを取り戻すことができれば、大丈夫だと思う」
「今、バクーに行くのが待ちきれないと考えているのは、僕の友人であるランド・ノリスだと思う。彼のマシンはストレートではロケットのようなモノで、マシンは間違いなく悪くないはずだ。去年のモンツァも悪くなかったし、モナコも悪くなかった」
「ご存知のように、彼はモナコの前に、僕に対して”(フェラーリは)勝つチャンスがあるかもしれない”とプレッシャーをかけてきた。それは正しかったんだけど、バクーに向けても僕の予想が正しいかどうか見てみよう」
このサインツJr.のコメントについて尋ねられたノリスは、あまり大きな期待を抱かずにアゼルバイジャンGPに挑むと語った。
「ストレートで速いかどうか見てみよう。アゼルバイジャンでは、優れたストレートスピードと、低いダウンフォースでもしっかりとブレーキングできる信頼性が必要なんだ」
「バルセロナではかなり苦労したから、モナコでは競争力がないと思っていた」
「でも、状況は変化している。去年とほとんど同じだとはいえ、僕らはまだマシンについて学んでいるところなんだ。いくつか変更された部分は、間違いなくマシンに影響を与えている」
「つまり、僕らには良い部分もあるし、少し悪い部分もあるかもしれない。でも、うまく行かないと思っていたことを考えると……かなり良い結果になったと思う」
「あまり期待しすぎるのは、良くないと思う」
そう締め括ったノリスだが、最後にひと言こう付け加えた。
「でも、カルロスよりも前に行くよ!」
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