カロッツェリアのハイエンドカーナビである「サイバーナビ」が2023年10月5日にモデルチェンジを行った。常に時代の最先端となる提案を行ってきたモデルゆえ、今回はどのようなアプローチとなるか注目していたが、なんとカーエンターテインメントの“原点”とも言える音質に全振り!? した内容となっていた。
文/高山正寛 写真/ベストカーWeb編集部 パイオニア
ぶっちぎりの高音質がスゴイ新型「サイバーナビ」! 超絶ネットワーク機能が便利すぎる!!
■高音質対応をさらに強化
カロッツェリアサイバーナビAVIC-CQ912III-DCには、リモコンとネットワークスティックが同梱される
ハイレゾ音源、デジタル音楽のサブスクリプションサービスなど昨今の音楽を取り巻く環境は便利かつ、手軽に高音質を楽しめるようになってきている。
カーナビを含めたエンターテインメント商品も当然のことながらそれらに対応しているが、ここ数年サイバーナビもモデルチェンの度に音質、画質、そして同社が得意としているネットワークの活用を積極的に導入し高い評価を受けてきた。
今回のサイバーナビに関しては8機種というワイドラインナップを設定、全モデルの音響面を刷新している。
常に目指しているものは「原音再生」。その高音質の実現のため、同社は「マスターサウンド・アーキテクチャー」という設計思想の元、今回特にデジタル信号処理部に限りなく正確なクロック波形を生成する新「サウンドマスタークロック」と高音質オペアンプを搭載。
音の安定性だけでなく、圧倒的な臨場感と音源収録時の質感までを再現している。
■ただパーツを刷新すれば良いというわけではない
サイバーナビの基盤
今回は新商品の発表のみだったので実際視聴することはかなわなかったのだが、新モデルの展示スペースには前述したパーツを搭載した「基板」が展示されていた。
普通、この手のパーツはあまり中を見られたくないケースもあるが、堂々と展示。さらに「お手に取ってご覧下さい」と書かれていたこともあり、よほど自信があるのだろう。
また常駐していたパイオニアのエンジニアからは「単にパーツを強化しただけでは目指すべき高音質には到達できません。それらの良い部分をうまくまとめあげる(チューニング)ことが重要なのです」とのことだった。
元々サイバーナビには車種ごとに異なる車内空間を最適化する「オートタイムアライメント&オートイコライザー」を搭載している。その効果は劇的とも言えるもので、今回の高音質化との相乗効果もより期待できる。
■テレマティクス機能も充実
Wi-Fi使い放題や、動画視聴などネットワーク対応機能がスゴイ!!
これまでサイバーナビにはドコモの車内向けインターネット接続サービスである「docomo in Car Connect」に対応し、同梱もしくは別売のネットワークスティックを接続すれば高速データ通信(LTE)を定額で制限なく利用できた。
新型でもこれを継続して採用。3つの料金プランから利用シーンに応じてセレクトできる。
またネットワーク機能としてはYouTube動画をWebブラウザを用い、直接操作・再生できる「ストリーミングビデオ」機能や、自宅にあるブルーレイレコーダー内の映像コンテンツを遠隔再生できる「レコーダーアクセス」機能も搭載する。
■地味なようで使い勝手は大きく向上
音声入力によるフリーワードから目的地の検索が可能
カーナビを使う際にまず必要な「検索」機能、サイバーナビ本体にも豊富な検索データは収録されているが、ネットワークを活用することで常に最新の情報へのアクセスも可能だ。
特に思いついたワードを発話するだけで目的地が検索できる「フリーワード音声検索」、またナビ画面上に入力する「フリーワード検索」は今回、住所や電話番号、郵便番号の読み上げによる検索のほか、発話パワーンや検索ワードを増やしたことで、よりスムーズに目的地検索ができるようになった。
またこの機能をナビのホーム画面へ配置するなど、より情報へのアクセスを簡単にできるなど地味なようで使い勝手を向上させている。
■地図更新やスーパールート探索も搭載
自動地図更新によって、最新の道路状況に対応できる
カーナビの命とも言える地図情報に関してもネットワークスティックやWi-Fiテザリングの利用で最新の道路&施設情報が更新できる「自動地図更新」機能も健在、最大3年分(最大年 6 回配信、発売時~2026年10月31日)も追加料金無しで使うことができる。
ナビ性能に関しても同社が持つ「スマートループ渋滞情報」を活用することで膨大な渋滞予測データやリアルタイムの走行・交通情報の分析から、最適かつ実用的なルートを提案する「スーパールート探索」も搭載する。
■各モデルのラインナップと想定実勢価格は?
多彩なラインナップでユーザーの希望に対応
サイバーナビは9V型のLS(ラージサイズ)、7V型の200mmワイド&2Dモデルを設定。すべてオープン価格だが、実勢価格は以下となる。
・AVIC-CQ912III-DC:25万円前後
・AVIC-CQ912III:23万円前後
・AVIC-CL912III-DC:23万円前後
・AVIC-CL912III:21万円前後
・AVIC-CW912III-DC:21万円前後
・AVIC-CW912III:19万円前後
・AVIC-CZ912III-DC:21万円前後
・AVIC-CZ912III:19万円前後
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