英国ベントレーは2022年9月28日(現地時間)、スーパーラグジュアリーSUVのベンテイガ・シリーズに2車種の新ハイブリッドモデル、スポーティバージョンの「Sハイブリッド」と高級志向の「アズール ハイブリッド」を追加設定すると発表した。
パワーユニットに関しては、2車種ともに3リットルV6 TFSIガソリンエンジンと最高出力100kWを発生する電気モーター、専用セッティングの8速ATを搭載し、システム総出力は462ps/700Nmを発揮。ここに総電力量18.0kWhの新型リチウムイオンバッテリーを組み合わせ、EVドライブで27マイル(約43km)以上の走行を可能とする。性能面では、0→100km/h加速が5.3秒、最高速度が254km/hを実現した。
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2車種の特徴を見ていこう。
まずSハイブリッドは、既存のSモデルと同様、ラジエーターグリルやサイドシル、ドアミラーなどをブラックで塗装した“ブラックラインスペシフィケーション”をセット。また、ダークティンテッド処理のLEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプ、スピードスタイルのバンパーとテールゲートスポイラー、ブラック仕上げのスプリットオーバルテールパイプを配して、スポーティかつ精悍なスタイリングを構築する。足もとには、シルバー/ブラック/ブラック&ポリッシュメタル仕上げからの選択が可能なDistinctive22インチアロイホイールと、レッド塗装のブレーキキャリパーを組み込んだ。
インテリアについては、高品質なハイドとモータースポーツ譲りのダイナミカといった素材を巧みに配して、クールかつ大胆なキャビン空間を創出。また、ベンテイガ スピードと同形状のパフォーマンスデザインのダイヤルや、レブカウンター内にPHEVパワーメーターを追加したデジタルディスプレイなどを採用する。さらに、フルーティングパターンを導入した“S”刺繍入りシート、“S”エンブレムを配したフェイシア、照明付きのトレッドプレートなどを装備して、Sモデルとしてのキャラクターを際立たせた。
アズール ハイブリッドに話を移そう
エクステリアについては、ブライトクローム仕上げのフロントグリルおよびロアバンパーグリルやサイドモール、“Azure”バッジ、ベントレー“ジュエル”フィラーキャップ、クロームのスプリットオーバルテールパイプなどを採用して、エレガントで瀟洒なルックスを実現。足もとには、22インチ10スポークアロイホイールを装着した。
内包するインテリアは、「ウェルネス・キルティング」を採用したダイヤモンドキルトのシートバックレストおよびドアトリム、ソフトなサテン光沢で仕上げたダークウォールナット/クラウンカットウォールナット/コアの3種類のオープンポアウッドパネル、“Azure”ロゴを配したフェイシア/イルミネーテッドトレッドプレート/シートエンブロイダリー、ヒーター機能付のデュオトーンステアリングホイールなどを装備して、華やかかつ上質なキャビン空間を演出。ユーザーの好みに合わせて15色のハイドカラーとカラースプリット、コントラストステッチ、シートパイピングなどを選択できるようにアレンジしたことも、アズール ハイブリッドのトピックである。
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