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MotoGP:2020年シーズンの使用可能エンジン基数が変更に。Moto2&Moto3はプライベートテストが制限

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MotoGP:2020年シーズンの使用可能エンジン基数が変更に。Moto2&Moto3はプライベートテストが制限

 5月28日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、5月22日と5月27日に行ったオンライン会議で代表者たちによるグランプリ・コミッションが協議して決定した競技規則を発表した。

 カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ)、ポール・デュパルク(FIM)、エルベ・ポンシャラル(IRTA)、坪内隆直(MSMA)で構成されるグランプリ・コミッションは新型コロナウイルスのパンデミックにより新たな規則を定めた。

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 2020年シーズンに開催可能なレースイベント数が未定であることから、改訂版の開催日程が公開される前に、レース開催数が最大で11戦または14戦の場合のライダーひとりあたりが使用できるエンジン基数を定めた。

 MotoGPクラスはコンセッション(優遇措置)の資格があるメーカー(KTM、アプリリア)とコンセッションの資格がないメーカー(ホンダ、ドゥカティ、スズキ、ヤマハ)で使用可能なエンジン基数が異なる。

 また、Moto2クラスとMoto3クラスは、今シーズンが再開されるまでプライベートテストが禁止となることも決定した。

 FIMが発表した競技規則の内容は以下の通りだ。

■MotoGPクラスのエンジンアロケーション
・カタールGPを除く、2020年シーズンのイベント開催数が最大で11戦の場合、ライダーひとりあたりのエンジン基数は、コンセッションの資格がないメーカーで4基、コンセッションの資格があるメーカーで6基となる。

・カタールGPを除く、2020年シーズンのイベント開催数が最大で14戦の場合、コンセッションの資格がないメーカーで5基、コンセッションの資格があるメーカーで7基となる。

■Moto3クラスのエンジンアロケーション
・2020年シーズンのイベント数がカタールGPを含めて12戦未満の場合、2020年シーズンと2021年シーズンがひとつのシーズンとして見なされ、両方のシーズンの合計最大エンジン割り当ては最大で9基となる。

・2020年シーズンのレース数が12戦以上の場合、2020年シーズンの割り当ては、12~14戦は4基、14~18戦は5基となる。

■Moto2クラス、Moto3クラスのプライベートテスト
両クラスのライダーたちは、追って通知があるまで、2020年にプライベートテストを実施することができない。

以下の考慮によりプライベートテストに関する決定が下された:
・チームの収入が大幅に減少するため、すべてのライダーのテストを禁止することにより、より資金力のあるチームと毎月の助成金によって存続が可能となるチームとの間で、競争を平等とする。

・サーキットの利用は、通常より制限され、政府の規制の対象となる可能性がある。ヨーロッパ及び世界の旅行制限は、国によって異なり、一部のチームだけがテストのために車両及びスタッフを移動させることが許可される可能性がある。旅行制限は、少なくとも6月末までは適用されると思われる。

・FIM、IRTA、ドルナスポーツは、7月から多くのイベントを実施することを期待している。これらのイベントは短期間に集約して開催され、レースが再開した後には、テストのために利用可能な日数が制限される。

・ドルナは、シーズン再開となる最初のイベントを開催する週に、すべてのクラスに対して、追加のテストセッションを実施する意図がある。

・ダンロップの活動は、多くの重要なスタッフたちが休暇中であることから現在制限されており、プライベートテストに対してサービスを提供することができないことを示している。

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