サンク ターボの再来と言われた伝説のフランス製ホットハッチ
2023年8月11日に富士スピードウェイで行われた「FUELFEST JAPAN TOKYO」には2000台を超える多彩なカスタムカーたちが集合。当日のイベント広場ではレーシングドライバー織戸 学選手が主催する「オリドパラダイス」も併催されていた。日本車やアメリカ車が多かったが、欧州スポーツモデル、それも希少なルノー「クリオV6」を会場で発見したので話を聞いてみた。
なつかしいジャンクションプロデュース仕様のVIPカーを再現! 28年越しの夢を新品エアロで製作したトヨタ「130クラウン」をお見せします
ルノー・スポール謹製の魔改造マシン
このクリオV6のオーナーである“のりめん”さんは現在29歳。このクルマとの付き合いはなんと10年になるそうだ。29歳で10年乗っている……ということは、そう、“のりめん”さんにとって初のマイカーがこのクリオV6なのだ。欧州車に明るい人ならば、クリオV6が特殊なクルマであることはご存知だろう。
クリオV6は、ルノーのコンパクトFFハッチバック「クリオ」(日本名「ルーテシア」)をベースに、リアシートを取り払いエンジンの搭載位置をリアミッドシップに変更したモデルだ。エンジンは最高出力230psを発生する3.0LのV6エンジンが搭載される。
“のりめん”さんの前期型は数々のレーシングカーを手掛けたTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)で生産された。これらの情報を並べただけでも、大量生産の通常モデルではなく、少量生産で手間のかかった特殊なモデルであることは想像ができる。
初めての愛車に「面白い選択肢」を求めて辿り着いた
“のりめん”さんは、なぜそんな特殊なクルマを初のマイカーとしたのだろうか? それは「面白い選択肢だったから」と答えてくれた。
社会人1年間の貯金とローンで用意できる中から狙える候補を絞ったそうだ。クリオV6の他にもアルファ ロメオ「147GTA」やルノー「スポール スピダー」、ロータス「エリーゼ」、Z31「フェアレディZ」などが候補にあったという。その中でクリオV6に狙いを定めたのは、クローズドボディで日常性もあって、かつ候補の中で一番面白い選択だと感じたのが理由だそうだ。
クリオV6を狙うと決め、高校の同級生の父親が工場長を務めるフランス車専門店に個体探しを依頼。スグに見つかるとは思っていなかったそうだが、あっさりと条件のいい個体が見つかったとのこと。それが今日まで約10年所有してきたこのクリオV6だ。
ボンネット、ホイール、ウイング、ライト、ブレーキなどが前オーナーによって変更されていたそうだが、その変更点もクリオV6のワンメイクレース、トロフィーカップをイメージさせる仕上がりになっていて気に入ったのが大きな理由になったとのこと。また、依頼していたフランス車専門店も「これは内容的にもまともでオススメできる個体」と言ってくれたのが購入を決める後押しになったそうだ。
レーシングカーと同じTWRで造られていたのも嬉しいポイント
こうして“のりめん”さんの手元にやってきたクリオV6だが、10年間乗り続けてきているということは、「面白い選択」が彼にとって最高の選択であったことは間違いないだろう。カップカーありきで開発されたクリオV6、その背景を考えるとロードバージョン的な雰囲気がとても気に入っているとのこと。また、後期型ではない前期型独自の特徴としてTWRで作られていたのもお気に入りポイントだそうだ。レーシングカーと同じ場所で造られていた、その事実が嬉しいとも。TWRのステッカーは“のりめん”さんのこだわりポイントのひとつだ。
10年間での思い出を聞いてみると、こう答えてくれた。
「クルマがどうこうっていうより、このクルマでいろんなイベントに行って、多くの人に知り合えたのが一番の思い出ですね。珍しいクルマなので、クルマが名刺代わりになってくれました」
そんな“のりめん”さんはこの日もイベント会場でフォーミュラカーのカウルを購入していた。これをクリオV6で持って帰るというのだから恐れ入る。これからもいろんなイベントにこのクリオV6で出撃して、数々の戦利品を持って帰ることだろう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
このまま歳をとれば、クルマ文化に深い、さらに良い方になるだろう。