F1復帰戦の注目にリカルドびっくり「まるでチャンピオンシップを優勝したみたいだった」

　2022年限りでマクラーレンのシートを失い、今年からレッドブルのサードドライバーを務めていたリカルドは、第12戦ハンガリーGPでニック・デ・フリーズの後任としてアルファタウリからレースへ復帰することになった。

　彼のF1復帰は非常に大きな注目を集めた。ハンガリーGPでは木曜日からNetflixのカメラクルーに追われ、レッドブルのホスピタリティで行なわれた取材は大勢が詰めかけた。

　リカルドの注目度は第13戦ベルギーGPでも高く、取材には多くのメディアが集まった。

「今日はもっとメディアの皆は少ないだろうと思っていたんだ。もう僕のことは忘れていると思っていてね」

　ベルギーGPでリカルドはそう語った。またハンガリーGPの振り返りについては、その高い注目度はまるでF1を制したようだったと冗談めかして語った。

「（ハンガリーGPは）もうまるごと楽しむことにしていたんだ」

「メディアデーですら様々なことがあった。まるでチャンピオンシップで優勝したみたいだとジョークも話していたよ」

「凄く注目されていたけど、それも全部受け入れて楽しむだけだった」

「週末全体は上手く進んだと思う。（レース明けの）月曜日は少し疲れたけど、そういったことが反映されていたんだろう」

　リカルドは復帰戦を振り返り、レース結果のみではなく、マシンを最大限活用できたかどうかによって評価するべきだと理解するようになったとも語った。

「重要なこととしては、自分のパフォーマンスに満足していることだ。レースへ復帰するにあたってのやり方にも満足している」

「復帰戦の週末はカオスだったかもしれない。でも本当に楽しかった。すべてをコントロール下に置いているように感じていた。忙しかったけど、忙しすぎるわけじゃなかったしね」

　リカルドは「おそらくここ1年程で最も楽しい経験だったかもしれない。とても大事なことだ」と付け加え、さらに以下のように続けた。

「僕は13番手で予選を終えて13位フィニッシュだったけど、結果以上に嬉しく思っている」

「多くの場合、表彰台を獲れたか獲れなかったとか、幸福度は結果に左右されてくる。でもたとえポイントを獲得できなくとも、満足するのが今の僕のレースの挑み方だと思う」

「もちろん、今でも結果はとても大切だけど、必要なことを全部やったという感覚があるんだ」

「週末に費やした全てに満足しているし、チームからのサポートにも満足している」

Comments

復帰初戦のリカルドのタイヤマネージメントは見事だったけど、この一戦だけでリカルドを上げて角田下げに走る連中が多すぎる。
たった１戦だけじゃ評価出来ないのはデフリースの件で分かったばかりなのに学習しないね。

リカルドの笑顔は素敵だけど、周りが評価するほど良いリザルトだったとは思えない。
スタート直後のアクシデントに巻き込まれているのも運がないように感じられる。
今週末のスパが楽しみです。