2019年から新たにMotoGPクラスへの参戦を開始した新チームであるペトロナス・ヤマハSRT。ライダーにはフランコ・モルビデリとルーキーのファビオ・クアルタラロを迎えてレースに挑むと、特にクアルタラロが周囲を驚かせるパフォーマンスを発揮した。
新興チームから出走するルーキーが、それまでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が持っていた最年少ポールポジション獲得記録を塗り替え、何度もマルケスと優勝を争ったのだ。
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最終的に勝利こそ記録できなかったものの、クアルタラロは計7回の表彰台を獲得。2020年シーズンは打倒マルケスやチャンピオンシップを争うことすら期待されるようになった。
残念ながらMotoGPも新型コロナウイルスのパンデミックによってシーズン中断が続いてしまっている。チーム代表を務めるラズラン・ラザリも再開を待ちわびている様子だ。
「世界中のファンが再びサーキットでの活動を見られることを待ち望んでいると思う。誰にとってもとても変な非常に長い待ち時間だ。ドルナ、FIMそしてIRTAは7月にレースを再開させようとしている」
「とにかく、我々もレースを楽しみにしている」と、ラザリ代表はMotoGP公式サイトに語った。
ラザリ代表は再開を目指して作業に取り組んでいるドルナらを信頼していると語っており、どのようなフォーマットが準備されようとも、チームはそれに適応できると考えている。
「彼らは今、とても良く準備をしていると思う。チャンピオンシップが短いものであっても、圧縮されたものであっても、どういった形式でも、それに向けてどう準備するかにかかっている。そしてそれにどう適応するかはチーム次第だ」
「チームメンバーにとっては険しく、厳しいものになるだろうが、それが我々の仕事だ。再開するのを本当に楽しみにしているし、変わったことが無いか毎日ニュースを見ている。我々の準備は万端だ。時が来れば自分たちの道を進んでいるよ!」
ペトロナス・ヤマハSRTには今季、大きな期待が寄せられているが、ラザリ代表もプレシーズンテストが良い形に終わったこともあり、目標が“少なくとも優勝”に引き上げられたと感じているようだ。
「テストはチーム、そしてライダーにとって上手く進んだ。ファビオは常に速く、フランキーも良いところにつけていた。机上の話だが、テストをみれば全てが上手く進んでいるように見える」と、ラザリ代表は語った。
「シーズン開始を前に、我々は本当にワクワクしていたんだ。なぜなら今シーズンは、チームとして初優勝を狙える可能性があったからだ。そして、我々の目標は少なくとも1勝を挙げることだ」
クアルタラロは2021年に、ペトロナス・ヤマハSRTからヤマハファクトリーチームへ移籍することが既に決まっている。ラザリ代表は彼らの選択が正しいものだったと示すために、クアルタラロが今季も昨年同様のパフォーマンスを示す必要があると考えている。
「誰もがその年の目標を持っているものだが、特にファビオは昨年示したようなパフォーマンスを見せなくてはならない。彼はレースが再開した時、来年のファクトリーとの契約のためにも、いい印象を与える必要がある。ファクトリーの人たちは彼が今年何をできるのか見たいと考えているから、彼はそれを実行する必要があるんだ」
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