世界34か国、 102名のモータージャーナリストが優秀車を選考
2022年12月8日に2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会が行なわれ、日産サクラ/三菱eKクロスEVが「今年のクルマ」に輝いた。このようなカーアワードは世界各国で行なわれている。だがそれは各国や地域のアワードにすぎない。そうなると「世界で最も優れたモデルは何なのか?」と言う疑問が出てくる。
私が考える価値あるクルマの条件 by 山本シンヤ「人とクルマが対話できることが大切。そして「作り手の魂」と「欠点を忘れる魅力」を重視」
世界各国・各地域で発売される全てのモデルを平等かつ公平に評価するアワードが「World Car Awards」だ。2004年に創設された。選考対象の車種は2023年度の場合は「2022年1月1日から2023年3月30日までの期間に、少なくとも世界2大陸の2つの主要市場(北米、南米、欧州、日本、韓国、中国、インド)で発売されている事で、地域専用車などは選考対象から外れる。投票は世界34か国、 102名のモータージャーナリストが6項目を基準に投票を行なう。表彰式は2023年4月のニューヨークオートショーで行なわれる。
筆者は縁あって昨年から選考委員を務めている。本誌では、先日開催されたLA試乗会で触れた海外モデルの印象をお伝えしたが、ここではノミネート車両の日本車の印象をお伝えしよう。
世界で愛される日本車を実感。さすがの完成度に納得した!
日産Z(フェアレディZ)の人気は凄まじかった。Zはアメリカが育てたスポーツカーであることを再認識した。注目度は日本の比ではない。僅か1時間の試乗にも関わらず、何度話かけられ、何度写真を撮られ、何度サムアップされたことか!! Zは無くしちゃいけないモデルだと再確認。もちろん走りの印象は日本仕様と同様で素晴らしい。
待望のGRカローラにも試乗。日本ではサーキット試乗のみなので先行して公道チェック。北米仕様はタイヤ/ホイールが異なるが、ワインディングでは扱いやすく、高速では乗りやすく、一般道では想像以上に快適性も高かった。北米でも間違いなく売れるだろう。
そして、最後は北米再上陸となるトヨタクラウン(デュアルブーストハイブリッド=RS)だ。日本仕様とはエンブレム(王冠マーク→トヨタマーク)とサイドマーカーくらいの差だが、意外と北米にもマッチしたデザインと感じた。海外のモータージャーナリストに話を聞くと「凄くラグジュアリーで、レクサスで売ってもいいくらいのレベル」、「デザインがクール」、「走りもスポーティ」と評判は上々。個人的には初代が失敗した北米の道を最新のクラウンで走るのは何とも感慨深いもので、今度は是非とも成功してほしい!!
その他にも数多くのモデルに試乗させてもらったが、非常に勉強になった。ちなみに筆者が日本未導入のクルマに乗って驚いたように、海外の人が日本専用車に乗ったらどんな感想を持つのだろうか? 日本カー・オブ・ザ・イヤーが選んだ日産サクラ/三菱eKクロスEVを「World Car Awards」の選考委員に乗ってもらい感想を聞いてみたい。
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トヨタなんて相手にされてないでゲス ゲヘヘ