6月4日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアはデイ1のSS1~8が行われ、シェイクダウンで2番手につけたオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)が競技初日終了時のリーダーとなっている。
グラベル(未舗装路)ラリー連戦の第2ラウンドとして、地中海に浮かぶサルディニア島を舞台に争われている『ラリー・イタリア・サルディニア』の競技初日は、シェイクダウンが実施された前日と同様に晴天の下で開催された。
そんなラリーのオープニングステージを制して総合トップに立ったタナクは、続くSS2をはじめSS3、SS4でもベストタイムをマーク。午前中すべてのステージを制し、この時点で後続に対して16.9秒のギャップを築いてみせる。
日中のサービス後に行われた午後最初のSSで、この日5つめのステージベストを記録したエストニア人は、その後行われた3本のステージでは僚友のダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)にステージ最速の座を明け渡したものの、1日の終了時には総合2番手となったスペイン人との差を19.4秒に広げている。
「クルマは序盤から調子がいい。そのおかげで良いリズムで走ることができた」とタナクは語った。
「先に走っている2台のトヨタが苦戦する可能性があることは分かっていたので、ギャップを作るチャンスだったのは間違いない。その差が大きければ大きいほど良いので、明日もプッシュ続けていく」
2019、2020年大会に続くラリー・イタリア・サルディニア3連覇を狙うソルドは午前中にマイナートラブルに悩まされたが、日中のサービスを経て迎えた午後は彼本来のパフォーマンスを発揮。前述のとおりSS6~8で3連続ステージウインを飾り総合2番手につけた。
ポイントリーダーのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)は、先頭スタートという不利な状況にもかかわらず8本のSSのうち5ステージでSS3番手以内のタイムをマーク。一時は総合2番手となった。初日終了時には首位と36.2秒差の総合3番手にポジションを落としたが、それでもトヨタ勢の最上位につけている。
チームメイトのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)はオジエほどのペースが出せずに苦戦を強いられた。前戦ポルトガルのウイナーである彼はデイ1で4番手で終えたが、その差は首位と1分以上、オジエとも25秒8の開きがある状況だ。
■ロバンペラをまたしても不運が襲う
シェイクダウンで最速タイム、SS8ではソルドとトップタイムを分け合うスピードをみせたティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)も1日を通じて苦戦を強いられたひとりだ。彼はまた、2度のパンクにも見舞われたことで大きくタイムを失い、トップから1分3秒差の総合5番手となった。
前戦、自己ベストリザルトを更新する総合4位となった勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は総合6番手でラリー初日を完走した。総合7番手はWRC2リーダーのマッズ・オストベルグ(シトロエンC3・ラリー2)、総合8番手/クラス2番手にはヤリ・フッツネン(ヒュンダイi20 R5)が続いている。
トヨタのカッレ・ロバンペラは、総合2番手で迎えたSS4で右フロントサスペンションに問題を抱えてスロー走行に。前日のシェイクダウンでもマシントラブルに見舞われているロバンペラはその後、デイリタイアを喫した。
Mスポーツ勢は3戦ぶりにWRCクラス復帰となったテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)がSS1でクラッシュ。僚友のガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)も総合7番手で迎えたSS8で、トランスミッションにトラブルが発生したため戦線を離れている。
5日(土)のデイ2は今大会最長の129.62kmで争われる。サービスパークの南から西側にかけてのエリアで行われるSSの数は初日と同じ8本で、2本のステージを各2回走行した後、昼のサービスを経て別の2本のステージを各2回走行するスケジュールとなっている。午前中のSS10と再走ステージのSS12“レルノーモンティ・ディ・アラ”は、大会名物のミッキーズ・ジャンプを含む伝統的なステージだ。
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