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ステーションワゴン熱上昇中! いまホットな3つの新型ワゴンをクローズアップ

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ステーションワゴン熱上昇中! いまホットな3つの新型ワゴンをクローズアップ

車種別・最新情報 [2025.05.09 UP]


ステーションワゴン熱上昇中! いまホットな3つの新型ワゴンをクローズアップ
 ここ最近、ステーションワゴンの新型車ラッシュが続いている。輸入車からはフォルクスワーゲン パサート、アウディ A5アバントが登場し、国産車からはトヨタ クラウンエステートがついにデビューした。いずれも上質な内外装と走りを兼ね備えた魅力あるモデルたち。ここ最近はSUVやミニバンが話題になりがちだが、今でもステーションワゴンは根強い人気を誇る。そこで今回は、いまホットな3モデルをピックアップして紹介したい。

欧州車の新たな定番に? 新モデル続々登場、マイルドハイブリッドの魅力とは


ステーションワゴンブームの再来なるか!?

 ステーションワゴンは、キャビンと荷室がひと続きになっているクルマのこと。ハッチバックとは異なり、より広い荷室を持つのが特徴で、セダンの派生車として設定されることも多い。その歴史は戦前まで遡るが、日本で本格的に普及したのは1970年代頃から。特に1979年に登場した日産 サニーカリフォルニアは、アウトドア好きの若いユーザーから支持されて大ヒット。その後もスバル レオーネなど多くのステーションワゴンがリリースされ、1980年代に入った頃からメジャーな存在となった。

 1990年代に入ると、ステーションワゴンは一大ムーブメントを巻き起こす。その火付け役となったのは、1989年に発売されたスバル レガシィツーリングワゴン。それまでワゴンといえば、ライトバンをベースとした便利なクルマという認識で、積極的に走りを楽しむものではなかった。そんななか、自慢の4WDシステムに水平対向4気筒ターボを設定したレガシィツーリングワゴンが大ヒット。スポーツワゴンブームを巻き起こし、トヨタ カルディナや三菱 レグナムなど多くのフォロワーを生んだ。

 一方、世界に目を向けるとステーションワゴンはもっとメジャーな存在である。特にボルボはこのジャンルに早くから力を入れており、一日の長があった。ほかにもBMW、メルセデス、アウディのドイツメーカー御三家はミドルクラスを中心にステーションワゴンを展開している。2010年代に入るとSUVに押されて生産終了したモデルも少なくないが、輸入車ではまだまだメジャーな存在。燃費面で不利な要素が多いSUVではなく、あえてステーションワゴンを選ぶのもありなのだ。今後はワゴンのよさが再評価され、もう一度ブームがやってくるかもしれない。


セダンが廃止され、ワゴンのみに統一された新型パサート

注目POINT
ステーションワゴンでは最大級の広い荷室マイルドハイブリッド、ディーゼル、PHEVと多彩なパワートレインステアリング、アクセル、ブレーキを自動操作する駐車支援システム 2024年末から日本で販売がスタートしたフォルクスワーゲンの新型パサート。パサートは、ゴルフの上に位置するフォルクスワーゲンのミドルクラスで、初代は1973年に登場した同社の古参モデルである。当初はアウディ80をベースとしたこともあり、縦置きエンジンによる走りは秀逸で品質にも定評があった。ボディタイプはハッチバック、ファストバックとステーションワゴンを設定していたが、1988年に登場した3代目以降はセダンも設定。以降、セダンとワゴンを柱にVWのミドルクラスを支えてきた。

 そんなパサートだが、2024年に発表された7代目ではセダンが廃止され、ステーションワゴンのみとなった。パサートといえば上級セダンのイメージが強いが、残念ながら新車ラインアップから外れてしまった。なお、4ドアクーペのアルテオンも生産終了となっており、新型パサートはこれらのユーザー層も取り入れたクルマ造りを目指している。


ボディサイズが大きくなり、室内や荷室が広くなった

 新型パサートの大きな見どころは、なんといってもボディサイズが拡大したこと。先代パサートヴァリアントは全長4775mm(2015年発売時)だったが、新型は4915mmとラージクラス級の大きさとなった。また全幅は1830mmから1850mm、全高は1510mmから1500mmになり、ワイドで伸びやかなプロポーションに。ホイールベースは2790mmから2840mmと長くなり、これは広い室内空間に大きく寄与している。プラットフォームはMQB evoを採用し、多くの最先端技術が盛り込まれるようになった。


多彩なパワートレインを設定

 新型パサートには、3つのパワートレインを設定。1.5L ガソリンターボのマイルドハイブリッドに加え、2.0Lディーゼルターボ、1.5Lのプラグインハイブリッドから選択可能となっている。ガソリンとPHEVはFF、ディーゼルは4WDを採用し、降雪地帯でも安心して選べる。PHEVは電気のみで120kmもの距離を走行できるのも魅力。総じて隙のないラインアップといえそうだ。


充実した先進安全装備の数々
 VWの上級モデルであるパサートには、予防安全装備が充実する。特に注目なのは、進化した駐車支援システムの「Park Assist Plus」。ステアリング操作のみならず、アクセルやブレーキも自動で操作してくれる。駐車スペースの50m手前から操作を記憶させることができるので、苦手な場所でも気楽に駐車ができるのだ。ほかにも運転をサポートする多くの先進技術が盛り込まれ、安全なドライブを提供してくれる。

 新車価格帯:524万8000円~679万4000円(税込)

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「A5」として再出発したアウディのミドルクラス

注目POINT
スポーティなエクステリア最新世代のインフォテインメント新開発48V MHEV plusシステム 2025年2月、新型アウディ A5が発売された。クルマに詳しいひとならば、「アウディの新しいクーペが出たのか」と思うかもしれないが、今回発表されたのはセダンとワゴン(アバント)。従来のA4の後継モデルとしての登場となった。A4は1994年にアウディ80の後継車として登場したミドルクラスのセダン/ワゴン。80から続く縦置きエンジン・前輪駆動のFFと4WDシステム「クワトロ」を携え、高速安定性と豪華な内外装が自慢のモデルだった。今回A5に名称が変わったのは、アウディの命名規則の変更によるもの。奇数ナンバーが内燃機関、偶数ナンバーが電気自動車となるため、A4からA5になったのだ。


ダイナミックで筋肉質なルックスに注目

 アウディといえば、精緻なデザインに定評があるブランド。従来のA4は、精悍でシャープなでデザインを採用していたが、新型A5は曲面的な造形となったのが見どころだ。シングルフレームグリルは薄く、幅広い形状となり、立体的なハニカム構造が特徴。フロントバンパーとフェンダーを統合し、その中にヘッドライトを収めた「ソフトノーズ」は斬新な印象を与えてくれる。


未来的なデザインのインテリア

 新型A5には、MMIパノラマディスプレイが採用されている。これは11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成されており、曲面的に配置されている。さらに、助手席には10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイを用意(S5に標準、A5にオプション装備)し、運転席側のディスプレイから独立した操作を行うことも可能。機能的でわかりやすい操作性、視覚的な新しさを含め、未来的な空間が乗員をもてなしてくれる。


新開発のマイルドハイブリッドを搭載

 A5の新機軸として、新開発のハイブリッドシステム「MHEV plus」の導入が挙げられる。これはエンジンの効率を高めるもので、従来のMHEVと比べてCO2排出量と燃費を大幅に低減するメリットがある。このメカニズムの核となるPTG(パワートレインジェネレーター)はトランスミッションに接続され、最大18kW(24馬力)の電力を追加し、減速時には最大25kWのエネルギーを改正する。なお、このシステムは2.0LディーゼルターボとS5用の3.0Lターボに組み合わされる。パワートレインはこれらのほかに2.0Lガソリンターボも選択可能だ。

新車価格帯:624万円~1060万円(税込)

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新生クラウンのトリを飾るトヨタ「クラウンエステート」

注目POINT
存在感のある未来的な内外装2mの完全フルフラット化を実現した室内燃費と走りを両立したハイブリッドシステム 新しくなったクラウンは、クロスオーバー、スポーツ(SUV)、セダンとさまざまなバリエーションで展開されてきた。そんなクラウンファミリーに最後に加わるのがクラウンエステート。初代クラウンから70周年という大きな節目に発売されるということもあり、注目しているひとも多いはず。

 まずは現行型クラウン(16代目)についておさらいしておこう。正式発表されたのは2022年7月で、この時点でエステートを含む4つのボディタイプがお披露目されている。最初に登場したクロスオーバーとスポーツはGA-Kプラットフォーム、セダンはGA-Lプラットフォームを導入。クロスオーバーを中心に据え、デザインや走りを含めコンセプトを一新したことで若返りを図った。この度追加されたエステートは、クロスオーバーと同じくGA-Kプラットフォームを採用。バンパー一体型フロントグリルやハンマーヘッドフェイスと呼ばれるスタイリッシュな意匠は、トヨタの新しいフラグッシップ・ワゴンとして存在感を放っている。


ワゴンとSUVを融合した未来的なスタイル

 クラウンエステートは、一見するとステーションワゴンというより車高の低いSUVのように見える。全長4930mm、全幅1880mm、全高1625mmという大柄なスタイルながら、ソリッドなシューティングブレーク風のプロポーションを実現。サイドには車両前後を貫くショルダーラインを取り入れ、ボンネットにシームレスに繋がる造形も見事。21インチのワイドな大径ホイールを装着し、実用ワゴンとは一線を画する力強いエクステリアを構築している。室内は、ディスプレイやシフトなどの各種機能を一括りにまとめた「アイランドアーキテクチャー」を導入。視線移動を最小限にとどめ、ロングドライブも苦にならないインターフェースを用意している。


フレキシブルなラゲッジルーム

 ラゲッジルームは、通常時で570L、リアシートを畳むことで1470Lもの荷室容量を確保。リアシートを畳んだ際、2mもの完全フルフラットなスペースを生み出す「ラゲッジルーム拡張ボード」をトヨタとして初採用。車中泊をはじめとするレジャーやアウトドアで大活躍してくれるはず。また、引き出し式のデッキチェアやデッキテーブルなどの便利なアイテムが充実するのもうれしい。


2.5L プラグインハイブリッドシステム

 パワートレインは、2.5L 直4エンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを設定(RSグレード)。エネルギー密度が高い大容量リチウムイオン電池を搭載し、電気のみで89km(WLTCモード)を走行可能。パワフルな走りと低燃費を両立し、気持ちのよいドライブが楽しめる。このほかシリーズパラレル式のハイブリッド仕様(Zグレード)も設定し、20.3km/L(WLTCモード)という低燃費を実現する。なお、駆動方式は全グレードが4WD(E-Four)。

新車価格帯:635万円~810万円(税込)

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文:グーネット
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みんなのコメント

7件
  • zug********
    散々
    日本ではステーションワゴンは売れない、必要もないと言い広げて来たメディアが
    クラウンにステーションワゴンが登場すると手のひら返しするんですか?
    ステーションワゴンの優位性や使い勝手の良さは
    都心に多くの外国産ステーションワゴンが溢れかえっている事からも当然の事

    つまりメディアなんてのは
    自分たちが流行を作り出しているのだと云う傲慢さの塊だって云う事。

    ステーションワゴンは素晴らしいジャンルの車なんだよ。
  • mr2********
    どーでもいいけど、記事の下の転売ヤー中古車屋の広告がうざすぎる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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