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トヨタ・NHP10/NHP10Hアクア(2011年12月~2014年11月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車レビュー

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トヨタ・NHP10/NHP10Hアクア(2011年12月~2014年11月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車レビュー

これからの10年を担うハイブリッド・コンパクトカー誕生!

TOYOTA/AQUA
トヨタ/アクア(NHP10/NHP10H) 2011年12月デビュー

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トヨタのコンパクトクラスのハイブリッドカーとして誕生したアクアは、2012年上半期、最大の注目モデルといっていいだろう。それどころか、コンセプトは「2020年のコンパクトカー」であり、次の10年を担うコンパクトハイブリッドを標榜しているモデルでもある。

ヴィッツのハイブリッドモデルといわれていた時期もあったが、アクアはあくまでもハイブリッド専用モデル。流用するコンポーネンツはあるものの、エクステリア、インテリアはともに独自のデザインだ。

ボディサイズはヴィッツに比べ、全長は110mm長く(それでも4m以下)、全高は55mm低い。全幅は同寸ながらホイールベースはプラス40mm。室内長は100mm長く、室内高は75mm低い。

ルックスはイメージ的にプリウスに相通じるテイスト。ヘッドランプや台形のインテークに見えるフロントグリル&バンパー、ボンネットのキャラクターラインなどがそう思わせる。ルーフラインにルーフスポイラー、リアコンビランプ、リアバンパーコーナーなど、空力特性に配慮したデザインも見られ、Cd値は0・28を達成している。

インテリアは独自のグラフィックを採り入れたインパネが目を惹くところ。メーターはハイブリッドシステムインジケーターを備えている。ボディカラーもバラエティ豊富だが、インテリアも4色のアクセントカラーが用意されて、彩り豊かな演出が図られている。

ハイブリッドシステムは、プリウスのものに比べて大幅に小型・軽量化されたTHSIIだ。エンジンは1NZ‐FXE型1・5ℓアトキンソンサイクルを採用。70%以上の部品が新設計でクールドEGRと電動ウォーターポンプを新規採用した。モーターも新設計となり、専用のモーターリダクション機構を採用している。

インバーター、バッテリーもそれぞれ小型化、軽量化が図られた。充電のためにエンジンを作動させる時間はプリウスに比べて約1/3も短くなったという。パワースペックは54kW/111N‐m。モーターは45kW/169N‐mで、ハイブリッドシステムとしての出力は73kWだ。

バッテリーは後席下に搭載しており、燃料タンクはその後方にレイアウトされている。そのため後席居住スペースはもちろんのことラゲッジスペースも犠牲になっていない。

注目の燃費は35・4km/ℓ(JC08モード値)。これはプラグインハイブリッドを除く量産ガソリン乗用車では世界一となる数値だ。

「L」「S」「G」の3グレードだが、16インチアルミや大型リアルーフスポイラーなどを装備する「ツーリングパッケージ」ほか、全7つのパッケージオプションを用意する。写真は「S」。

小型化したハイブリッドユニット&1.5ℓエンジンの低い位置に配置。また車両中央へ寄せることで操安性を高めている。


広がりを感じさせるワイドなデザインのコクピット。トヨタ初のエコ診断やドライブ情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイは「S」「G」にパッケージオプション。

クリーンなデザインのシフトノブ。またセンターコンソールには「ECOモード」「EVモード」のスイッチをレイアウトする。


これまでのコンパクトカーに比べてひとまわり大きなサイズのフロントシートを採用。また、後席ヒザ周りのスペースを拡大するとともにリアシートの奥行きを長くするなど快適な座り心地を実現。

リアシートは6:4分割可倒式で荷物に応じたアレンジが可能。小型化したバッテリーを後席下に搭載することでラゲッジもクラストップレベルのスペースを確保。

ドレスアップでオリジナルメイク

モデリスタ

モデリスタでは存在感のあるスタイルを作り出す“Ver.1”とワンポイントアイテムを主体とした“Ver.2”を用意。その他“COOLSHINE KIT”や、インテリアパーツもラインアップしている。

トヨタ純正用品

純正オプションも魅力的だ。写真は大胆なフェイスを演出する“Styling PackageVer.2”装着車。この他エクステリアではシンプルなテイストの“Ver.1”、エレガントな“Ver.3”などを揃える。

※記事の内容、価格、スペック等は2011年12月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2012年2月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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