11月19日、MotoGP第19戦カタールGPのMotoGPクラス決勝が行なわれ、グレシーニのファビオ・ディ・ジャンアントニオがキャリア初優勝を挙げた。
カタールGP2日目、MotoGPクラスのスプリントレースでホルヘ・マルティン(プラマック)が勝利。フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が5位に沈んだことで、タイトルを争うふたりのポイント差は7点にまで縮まった。
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予選ではVR46のルカ・マリーニがポールポジションを獲得。2番手と3番手にはグレシーニのファビオ・ディ・ジャンアントニオとアレックス・マルケスが並んだ。バニャイヤは4番手、マルティンは5番手と直接対決の構図だ。
決勝レースのスタートでは、マルティンが大失敗。リヤを滑らせてマシンが暴れてしまい、一気に8番手周辺まで後退した。
一方でバニャイヤは抜群のスタート決めて先頭に浮上。マリーニ、ディ・ジャンアントニオらを従えて、全22周のレースを引っ張っていった。
バニャイヤは大きく後方を引き離すまではいかないものの、安定したペースで2番手以下に対して0.4秒ほどのギャップを確保。ヨハン・ザルコ(プラマック)のミスで7番手に浮上したマルティンだが、バニャイヤからは約2.5秒の遅れとなった。
マルティンは、5周目のターン1でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)をオーバーテイク。ただペースは芳しく無く、トップグループとの差は徐々に開いていった。
トップを走るバニャイヤは安定したラップタイムを刻み続けるが、ディ・ジャンアントニオが徐々に接近。レース折り返しが近づいてきた10周目には0.2秒差と、ディ・ジャンアントニオがバニャイヤにピタリとくっついていた。
11周目、マルティンはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)とマルク・マルケスに続けざまに追い抜かれてしまう。これで彼は8番手に後退したが、後ろからはさらに他のライダーも迫った。
スプリントで見せたような強さが消え失せてしまったマルティンは、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(KTM)にも追い抜かれ9番手と、さらにポジションを落とした。
残り5周のところでは、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)にも追い抜かれてマルティンはついに10番手に後退。バスティアニーニとしては、うまくチームメイトであるバニャイヤの援護射撃を決めた格好だ。
バニャイヤを追い回すディ・ジャンアントニオには、数年前にドゥカティでタイトル争いをしてちあアンドレア・ドヴィツィオーゾを援護させようと、チームメイトのホルヘ・ロレンソに出されたモノと同じ『Mapping 8』という意味深なメッセージが送られた。しかし残り4周のターン4でディ・ジャンアントニオはバニャイヤをオーバーテイク。先頭が入れ替わった。
2番手に下がったバニャイヤは残り3周のターン1で抜き返すことを狙ったが、ここで減速が十分ではなくディ・ジャンアントニオと接触しそうになりながらオーバーランを喫してしまった。これで実質的に優勝争いは決した。
ディ・ジャンアントニオは残りのラップをしっかり走り切ってトップチェッカー。MotoGPキャリア初優勝を挙げた。ディ・ジャンアントニオは来季のシートが未定となっているが、キャリア継続に向けて、絶好のアピールとなった。2位はバニャイヤ、3位はマリーニだ。
マルティンは最終的に10位でフィニッシュ。バニャイヤが2位でフィニッシュしたことで、2人のポイント差は21点まで拡大。最終戦バレンシアGPにはマルティンがかなり形勢不利な状況で臨むことになった。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は19位でフィニッシュ。苦戦の続く状況をなかなか打ち破れずノーポイントに終わった。
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みんなのコメント
マルティンが10に沈んだ事で、ディジャは 自由に走る事が許された
あの表示は クリーンに走れと言う事、ディジャには来季のシートが不明で 未勝利、この場面で 勝ちに行かないはずは無く、行けないならモトGPの価値はない そんな命令は、ワークスも出せ無い
ペッコは 最終戦はアンパイにマルティンの後ろに居ればいい走りになる、今回も優先順位は コケない事、次にマルティンの直ぐ後ろ 出来れば前、安全に出来るだけ前がノルマ、しかし有終の美も欲しい 捕るなら今ここしかないと、プッシュしたら先頭で行けそうだ しかし、ラスト4周 パスされ、ペッコの悪い癖だが レーサー魂が出て、直ぐにアタックしてしまい あわやカマほり台無しになる所だった、2位で上等 ディジャとは来季 シガラミなく、またバトルしたいと思っている シートがあるとイイと