ボルボ傘下のハイパフォーマンス電動車ブランド「ポールスター」は、2022年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初めて、新型4ドアGT「ポールスター5」の開発プロトタイプを出展した。SUV「ポールスター3」、SUVクーペ「ポールスター4」に続き、ポールスターの本格的なグローバル展開が一気に加速していく。
デュアルモーターの総合出力は884ps、最大トルクは900Nm
6月23日から25日にかけてイングランドで開催されている「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」。レーシングマシンの祭典とも言えるイベントは。世界中の人気ブランドが野心的な新型車のお披露目を行うことも恒例となっている。
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そこにスウェーデンの電気自動車専門ブランド「ポールスター」が、スポーツカーとしてのパフォーマンスとグランドツアラーとしてのクオリティを備えた新型高性能電動4ドアモデル「ポールスター5」を出展した。
プラットフォームは、ポールスター独自のアルミニウムシャーシ構造をもとに構成されている。少量生産ならではの精密な品質と培ってきた最新技術のアドバンテージを組み合わせることで、軽く高い剛性を実現、スポーツカーらしい優れたダイナミクス性能を実現しているという。
新しいリア駆動用モーターとともに、プレミアムモデルにふさわしい電動パワートレーン開発が進められている。800Vまで高められたアーキテクチャーは、フロントに搭載された高出力モーターとのコンビネーションで、最高出力650kW(884ps)/最大トルク900Nmを発生させることを目指している。
2022年10月、初めての電動SUVモデル「3」を発表予定
ポールスター社は、今後3年間で3つのニューモデル発売を計画している。ポールスター5はその3番目に当たり、その前に2タイプのSUVモデルがラインナップされる予定だ。
2022年10月にワールドプレミアを予定しているのが、「ポールスター3」。同社初のSUVであり大型のラグジュアリーモデルとなる。クラス最高のLiDARや統合型コンピューティングによる最先端のハイウェイ自律運転制御システムを備え、大容量バッテリーとデュアルモータードライブによってWLTPサイクル600km以上の航続距離を目指している。
続いて登場するのが、ラグジュアリーSUVのクーペバージョンとなる「ポールスター4」だ。ポールスター3とともに、今もっとも成長著しいマーケットに向けて強力な布陣で参入することになる。この2台は年間生産能力が16万台を超えると予測されている。ポールスターブランドに対する注目度が今後、ますます高まっていくことは間違いない。
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