ハジャー、2026年のレッドブル加入を「念頭に置いている」と語る「今年移るよりはるかにうまくやれるはず」

　レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2026年にレッドブル・レーシングに移籍する準備が整ったと感じていると示唆した。来年はF1に新世代マシンが導入され、各チームが新たなスタートを切るため、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしての仕事が今よりやりやすくなると、ハジャーは考えている。今年F1にデビューしたハジャーは、第15戦オランダGPで3位に入り、F1での初表彰台を獲得した。

　イタリアGPを前にした木曜日、モンツァでハジャーは、メディアに対し、来年の移籍について「当然、それは頭にあることだ」と語った。一方で、「あと9レース残っており、自分が引き続き非常に良い仕事ができることを証明する必要がある」とも考えている。

　ハジャーは、今年のうちにレッドブルに移籍する準備はできていないと、繰り返し述べているが、来年については前向きにとらえている。

　モンツァでハジャーは、「シーズン初めに、今年レッドブルにステップアップする準備ができているかと聞かれた。その答えは今でも『ノー』だ。今それをやる意味が見出せないからだ」と述べた。

　しかし、来年の話になると状況は異なると、ハジャーは説明する。

「2026年はチームにとって全く新しいスタートになるため、セカンドカーの問題といった話はないだろう。全員にとって全く新しいマシンだからだ。マシンを正しい方向に導くフェーズに入ることになるので、面白いかもしれない」

　来年、F1の技術規則は一新され、新世代マシンが導入される。ハジャーは、その点を踏まえ、レッドブルがRB22の開発をフェルスタッペンのドライビングスタイル向けに特化させるというよりも、両ドライバーからのフィードバックを歓迎するだろうと考えている。

「来年は、変化したマシンに順応することになる。マックスと同じチームで走ることになっても、マックスは僕にとって新しいマシンに慣れているわけではない。その状況を考えると、今年動くよりもずっと容易だ」

　ハジャーはまた「個人的にはまだ移籍に関する話は始めていない」と断言したものの、「おそらく少し話は出ている」と認めた。「急いでいない」と強調する彼は、「最高のチームで走りたい。それだけが自分の望みだ」とも述べた。しかしハジャーは、「もし年末までのレースウイークエンドで毎回負け続けるようなら、自分にとって良くない結果になる」とも考えている。

　今年初めにはフェルスタッペンのチームメイトはリアム・ローソンだったが、第3戦から角田裕毅に交代した。現在ハジャーのチームメイトのローソンも、ハジャーがレッドブル・レーシングのシート争いにおいて非常に有利な立場にあることを認めている。ローソンは「彼は今年とても優れた仕事をしている。今シーズン、表彰台に立てたことは素晴らしい成果だ。すごい仕事をした」と語った。

「ある意味、多くのドライバーは常に次のステップに進む準備ができていると感じているものだ。でも彼は今、正しいことをすべてやっている」

「来年のマシンのポジションや走りやすさによって状況は変わる。それがこのシートについて最大の問題だろう。変数は多いが、ドライバーとして、彼は準備ができていると思うよ」

[オートスポーツweb 2025年09月05日]

Comments

[nor********]

まあ角田もレッドブル移籍時に
「僕は4年の経験があるからシーズン途中移籍でも問題ないです（＝ルーキーのハジャーじゃ無理だろうねプw）」
と言っていたし、準備さえすればやれるってのは角田のお墨付きだもんね。

[eh1********]

マックスはマシンへのフィードバック力はものすごく弱く、今の状況しか作り出せて無い。
ハジャがそれができるほど成長してるかと言えば、多分不可能。

多分空中分解して終わる。