2日目のイタリアGPも青空が広がり、気温25度、路面温度35度というコンディションのなか、フリー走行2回目が開始された。
このセッションでも、角田裕毅(アルファタウリ)はこれまで同様にミスのない走りを披露。ベストタイム自体は15番手に終わったが、最も多くの周回を走行していた。
角田裕毅、他車と接触も最後尾から挽回「良いスタートを切ったのに残念。決勝で入賞目指す」/F1第14戦スプリント予選
角田がこのフリー走行2回目で精力的に走行を重ねていたのには理由がある。それは、スタート後のタイヤの状態を確認しておくことだった。このセッションの最初に履いたミディアムタイヤは日曜日のレースを見据えた走行だと思われ、合計16周を走行した。
その後、セッション後半ではソフトタイヤに履き変え、16周のロングランをこなした。これは18周で争われるスプリント予選を想定したロングランだったと考えられる。
果たして、角田がスプリント予選のスタートに選択したタイヤはソフトだった。その理由を角田はこう説明した。
「ロングランではソフトの方がきつくて、ミディアムの方が圧倒的にいいのがわかっていたのですが、ここはコース上でのオーバーテイクが難しいので、スタートで前に出るしかなく、そのためにソフトを選択しました」
金曜日の予選でQ1で敗退した角田のスプリント予選のグリッドポジションは17番手。ポジションを上げる最大のチャンスはスタートしかないと決めたのだろう。そのとおり、角田はスタートで好ダッシュを決めた。
「スタートはすごくうまくいき、ターン4までにいくつかポジションを上げることができました」という角田。しかし、そのターン4で落とし穴が待っていた。
「ターン4まで順位を上げていて、インサイドにクビサが見えました。僕はアウトサイドにいたのですが、左コーナーのターン4でインサイドに入られても、次のターン5は右コーナーなので今度は僕がイン側になるので、クビサにイン側に入られるのは予定通りでした。でも、ターン5に向けては彼が僕を見えていなかったのかわからないですけど、閉めてきて接触。僕はフロントウイングにダメージを負ってしまいました」(角田)
これで1周目にピットインを強いられた角田は、1周目にクラッシュしてリタイアしたチームメイトのピエール・ガスリーを除く19台の最後尾に回ることになった。
ノーズ交換のピットストップでタイヤも再びソフトに交換した角田は、3台をオーバーテイク。しかし、その後はミディアムタイヤを履いていたウイリアムズの安定したロングランの前についていくのがやっとだった。
それでもスプリント予選を16番手で終えた角田は、スプリント予選でトップでチェッカーフラッグを受けたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティによって最後尾スタートとなるため、日曜日のレースは15番手からスタートする。どこまでポジションを上げることができるのか。接触のないクリーンなレースを期待したい。
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みんなのコメント
優勝争いは来季からでいいよ。
無駄な事を言ってないで、回避に全力を傾けるべき。
過ぎた事は仕方ないが、論点が間違ってると思う。