ルノー・ジャポンは1月10日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2020で、2019年4月にドイツのニュルブルクリンク北コースで量産FF車最速タイムを記録した『メガーヌ ルノー・スポール(R.S.)トロフィーR』を発表した。
発表に際して、アドバイザーとしてルノー・スポールの開発に携わった谷口信輝がメガーヌ ルノー・スポール トロフィーRの開発秘話やモデルの特徴、車両開発に携わった感想を語った。
ニュル、スパに続き日本でも。新型ルノー・メガーヌR.S.が鈴鹿サーキットで量産FF最速タイムを記録
元ルノーF1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが開発を担当したメガーヌR.S.トロフィーがベースモデルとなっているトロフィーR。このクルマは2019年4月5日、スポーツカーの“聖地”とも呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンク北コースで、量産FF車最速タイムとなる7分40秒100を記録したホットハッチだ。
また、2019年11月には鈴鹿サーキットでも先代モデルのラップタイムを3秒以上短縮し、量産FF車では類を見ない2分25秒454という、新たなベンチマークを築くことに成功している。
そんなメガーヌ R.S.トロフィーRは、世界で500台のみが生産される限定モデルで、そのうちの30台がトップグレートの“カーボン・セラミックパック”となる。日本国内では、メガーヌ R.S.トロフィーRが47台、“カーボン・セラミックパック”が4台のみ限定販売される。
今回、東京オートサロン2020のルノー・ブースには、ルノー・スポールが2019年2月に鈴鹿サーキットで行ったテスト、そして同年11月に同じく鈴鹿サーキットでタイムアタックを行った際に、アドバイザーとして開発に携わったレーシングドライバーの谷口信輝が登場しトークイベントを行なった。
実際にメガーヌR.S.トロフィーRをドライブした谷口は「このクルマはとにかく楽しい。『俺を乗りこなすことができるのか?』とクルマが乗り手に挑戦してくるイメージです」と感想を述べた。
「僕は乗り始めて、発進して、最初のカーブを曲がり始めたときに“安心感”が伝わってきて、クルマと乗り手が意思疎通できるのが良いクルマだと考えています」
「このメガーヌR.S.トロフィーRは、僕の意思や期待しているレベルのその上をいく。ポテンシャルがとても高くて、乗っていると気分が高揚してくるんですよ」
スーパーGT GT300クラスで3度に渡ってチャンピオンを獲得した、日本を代表するトップドライバーから“お墨付き”をもらったルノーのFF最速モデル。気になる車両価格は、メガーヌR.S.トロフィーRが689万円(税込)、トップグレードのメガーヌR.S.トロフィーR“カーボン・セラミックパック”では949万円(税込)となっている。
購入申し込み受け付けは1月10日から専用WEBサイトでスタートしており、メガーヌ R.S.トロフィーRは先着順、“カーボン・セラミックパック”は抽選販売の形がとられている。より詳しい車両スペックなど詳細はルノー・ジャポンオフィシャルウェブサイト(https://www.renault.jp/car_lineup/megane_rs/trophy-r/index.html)を確認して欲しい。
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