日本初の公道レースとしての開催が目指されてきた「A1市街地グランプリGOTSU2020」は、大会規模を縮小して、当初予定されていた9月20日に開催されることになった。
日本初の公道レースとして、島根県江津市を舞台に開催準備が進められてきた「A1市街地グランプリGOTSU2020」。しかし、新型コロナウイルスの感染が全国に拡大したことを受け、開催可否について関係各所と検討を行なってきたという。
■2020年、日本初の公道レース”A1市街地グランプリ”実現へ(1):なぜ開催地が島根・江津なのか?
その結果、行政のガイドラインに従い、”新たな生活様式”に沿ったイベント形式を模索し、当初の予定よりも大会規模を縮小して開催されることが決まった。
開催コースは、当初江津市の中心街を走る全長1.7kmのレイアウトとなる予定だった。しかし今回についてはこれを短縮。パレットごうつの駐車場前をスタート地点とした、1周778m、コーナー数6の左回りのコースが設定されることになった。このコースは、当初予定されていたレイアウトの約半分を使い、山陰本線を渡らずに折り返す形となった。
イベントのフォーマットは、公式練習、公式予選、決勝レースを1日で完了する形となり、決勝レースは20周で行なわれることになるという。
なお参加ドライバーに関しては、当初は広く一般から公募することも検討されていたが、新型コロナウイルスにまつわる状況を鑑み、リスクを最小限にするべく、今回については大会事務局が選定したドライバーが走ることになったという。また、16台でレースを行なうことが目指されていたが、最終的には12台でのイベントとなり、レンタルカートのBirel N35が使われることになった。
また、現地でレースを観戦できる人数も、地域住民400人に限定されるという。これも、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環。同様の理由で、運営ボランティアも島根県石見地区(江津市、浜田市、益田市、大田市)限定で募集することになる。
近日中に、同イベントのクラウドファンディングを実施し、支援を募集するともしている。
A1市街地グランプリGOTSU2020を運営するA1市街地レースクラブは、今回の発表に際し、次のようにコメントを寄せている。
「本大会は、日本で初めて開催される公道レースです。そのため、本大会にご期待いただき、観覧、ボランティア、ドライバー等何らかの形で参加に興味をお持ちいただいた皆様におかれましては、最終的に大会規模の大幅な縮小および参加制限を設けた開催をご報告することとなり、関係者一同大変心苦しく思います」
「一方で、これまで約7年間取り組んできた日本初の市街地レース開催という歴史的な瞬間を迎える一歩手前まで辿り着きました。それも本取組を応援しご協力頂いた多くの方々のご尽力があってのことです。その方々はもちろん、期待してくださる多くの皆様のためにも、今年の9月に本大会を実現することが我々の責務だと考えています」
「地方の未来の可能性を切り拓き、日本初の市街地レース開催の瞬間を多くの皆様と共有したいという思いは変わりません。開催まで残り2ヵ月を切りましたが、当日まで関係者一同尽力してまいります。A1市街地グランプリGOTSU2020への温かいご支援を引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます」
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