フォーミュラE第6シーズン開幕ラウンドのディルイーヤePrixでの2レースでポイントを獲得できなかったセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)。第3戦サンティアゴePrixでは予選から好調な走りを見せたが、パドルの破損によってエネルギーを使いすぎてしまったことが原因で、30秒加算のペナルティ……またしてもポイント獲得は叶わなかった。
ブエミはまず、予選でスーパーポールセッションまであとわずかという6番グリッドを獲得。決勝でも7番手でチェッカーを受けた。
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しかし、バッテリーからの出力がスロットルペダルマップを尊重していなかったと判断され、同シリーズのスポーティングレギュレーション第3.1条に抵触すると判定。ドライブスルーペナルティが科されることになった。レース中にこのペナルティを消化することができなかったため、レースタイムに30秒が加算されることになり、結局ブエミは13位に後退させられることになってしまった。
「僕は7位でフィニッシュしていたんだ。だからペナルティには失望したよ」
ブエミはそうmotorsport.comに対して語った。
「最悪のレースだった。僕らは多くの問題を抱えていたし、ステアリングホイールの回生パドルが2箇所で壊れていた」
「回生パドルが動かなかったことで、僕は3つポジションを失った。そしてそのトラブルの結果、僕はエネルギーを多く使いすぎてしまった。そしてペナルティを受けたんだ」
「ポジションを3つ失い、ステアリングホイールが壊れた……そして残りのレースを生き残らなければいけなかったんだ」
「それでも最終的には7番手でフィニッシュした。しかし30秒のペナルティ……厳しいレースだったよ」
ステアリングのパドルが壊れた理由について尋ねられると、ブエミは次のように語った。
「少し古かったか、ストッパーが外れてしまっていたか、そのどちらかだったのではないかと思う」
「だからパドルを引いた時、カーボンが曲がってしまい、そして壊れるまで曲がってしまったんだろう」
ブエミは、2019年のサンティアゴePrixでは、ポールポジションからスタートし、クラッシュするまでは先頭を走った。しかし今年は苦戦。その理由についてブエミは、チームが想定していた周回数が、ライバルたちよりも1周多かったからだと説明する。
「他のチームと比較して、エネルギーのターゲットが1周多かった」
そうブエミは語る。
「だから、1周減らすことを決めたら、少し良くなったんだ」
「それまでの僕らは、明らかに遅かった」
フォーミュラE第2シーズンのチャンピオンであるブエミ。全ドライバー中、フォーミュラEで最も多くの勝利数を挙げているドライバーでもある。しかし今季は、ここまで3レースを終えて無得点。現在のポジションについては「悪いよ」とブエミは語る。
「とても残念だ。7位だとしても手に入れるべきだったんだけど、6ポイントを逃すことになってしまった。でも、それは終わったことだ。僕らは前に、次に進んでいかなきゃいけない」
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