ツインリンクもてぎで行われた2019スーパーフォーミュラ第5戦で14位に終わったパトリシオ・オワード(TEAM MUGEN)は、ミディアムタイヤのペース改善が急務であると語った。
金曜日の専有走行では初めて走るコースでありながら、セッション途中で一時トップにつける走りを見せたオワード。徐々にマシンやタイヤにも慣れてきたと言うが、ミディアムタイヤを扱いきれていないことが、今回の第5戦は足枷となった。
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予選日の状況を、オワードは次のように振り返った。
「今週末はミディアムタイヤでのペースが悪く、レースに向けて改善することができなかった。他の数人のドライバーは(ミディアム装着義務のある)Q1で好タイムを出した。僕は十分なタイムを出せず、後方グリッドに下がってしまった」
「そこから挽回してポイント圏内までいくのは難しい状況だった。結果的に予選でトップ10を獲得したほとんどのドライバーが上位で入賞したのをみると、今回のスタート位置は厳しいものがあった」
「(金曜日から)ソフトタイヤでのペースは良かったけど、ミディアムでのペースが本当に足りなかった。それでQ1で敗退してしまって、出せるはずの力を発揮できないまま終わってしまったことに関しては、正直フラストレーションが溜まった」
決勝レースではスタート前にエンジンがストールしてしまうハプニングに見舞われ最後尾に回ってしまったが、ミディアムタイヤを1周目で交換する作戦で上位進出を狙った。
前述した通り、ソフトタイヤでの決勝ペースは非常に良かったというが、レース終盤になってパワーが落ちる症状が発生し、苦しい場面もあったという。
「レースに関してはペースも良くて、順調に周回を重ねることができた。レース終盤には数台が集団になって走行するシーンがあり、そこでポジションアップのチャンスもあった」
「だけど、残り3周くらいでパワーが落ちてしまうトラブルが発生した。それで僕のアドバンテージがなくなってしまった」
そう語ったオワード。いつもは各メディアの取材に対して快く対応し、常に明るく振舞っているが、今回は一転して険しい表情を見せ、いつになく口調も早くなっていたのが印象的だった。
そして、次回の第6戦岡山に向けてオワードは、ミディアムタイヤのペースを何としても改善しなければならないと語った。
「現状の課題は予選だ。その部分の改善に集中したいと思っている。予選結果が良ければ、良いレースができるはずだ」
「特にミディアムタイヤでのペースだ。今回のレースを通してソフトタイヤは問題ないことが分かった。ミディアムタイヤを克服しないと上位にいけないと感じている」
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