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ランボルギーニ・ウルスのプラグインハイブリッドモデル「ウルスSE」が日本デビュー

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ランボルギーニ・ウルスのプラグインハイブリッドモデル「ウルスSE」が日本デビュー

 アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは2024年5月23日、スーパーSUV「ウルス」のプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「ウルスSE」を、東京六本木にあるThe Lamborghini Lounge Tokyoにて日本初公開した。

 本年4月に北京モーターショーや米国ニューヨークのイベントでワールドプレミアを果たした新時代のプラグインハイブリッドスーパーSUVを謳うウルスSEは、パワートレインに内燃機関モデルのウルスと同ユニットの3996cc・V型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジン(最高出力620ps/6000rpm、最大トルク800Nm/2250~4500rpm)と、電子制御8速ATおよびAT内に組み込んだ永久磁石同期電気モーター(最高出力141kW/最大トルク483Nm)、総電力量25.9kWhのリチウムイオン電池を搭載。システム最高出力は588kW(800ps)、システム最大トルクは950Nmを発生する。駆動機構にはフロントアクスルとリアアクスルに駆動トルクを可変的かつ継続的に配分する電動トルクベクタリングシステムと、新しいリア電子制御リミテッドスリップデファレンシャルを採用。懸架機構は前後に専用セッティングのセミアクティブダンパー&エアスプリング車高調整システム搭載マルチリンク式サスペンションを装備し、操舵性を高めるダブルステアリングアクスル(リアホイールステアリング)も設定した。

ランボルギーニの次世代HPEVスーパースポーツはV8ツインターボエンジン+モーターのプラグインハイブリッドシステムを搭載

 ドライブモードとしては、従来のウルスのANIMA(STRADA/SPORT/CORSA/SABBIA/TERRA/NEVE)に加えて、EV Drive/Hybrid/Performance/Rechargeを新設定したことがトピックだ。EV Driveでは航続距離60km、最高速度130km/hまでのEV走行が可能。また、Hybridではエンジンとモーターを併用してエネルギー効率を最大化する。さらに、PerformanceではスーパーSUVとしての走行性能を最大限に高め、Rechargeではパフォーマンスを維持しながらバッテリーを最大80%まで充電できるようにセッティングした。ドライブモードの切り替えは、センターコンソール部に配した“tamburo”と称するセレクターによって実行する。なお、性能面では0→100km/h加速がウルスSより0.1秒速い3.4秒、最高速度がウルスSを7km/h上回る312km/hを実現している。

 エクステリアについては、SUVデザインの枠組みを転換させた既存モデルのスタイル原則を再定義し、同時にエアロダイナミクスのさらなる効率アップを狙って、随所にアップデートを施したことが特徴である。フロント部はランボルギーニの象徴である闘牛から着想を得た新しいライトシグネチャーを組み込むマトリクスLEDヘッドライトや新造形のグリルおよびバンパー、切れ目のない新しい流線形フードなどを配備して、より精悍で印象的なマスクを創出。一方でリアビューは、ガルヤドからインスピレーションを受けた新デザインのバックドアや新造形のパンパーおよびディフューザー、Y字型にアレンジしたコンビネーションランプ、より低く配置したライセンスプレートなどによって、スポーティかつ存在感あふれる後ろ姿を具現化した。エアロダイナミクス性能も最大限に重視し、新デザインのリアスポイラーによってリアのダウンフォースをウルスS比で35%高めたほか、ボディ底部の新しいエアベントや改良したエアダクト、新造形のバンパーおよびディフューザーなどによって空気の流れを従来のウルス比で15%改善する。ブレーキシステム専用のエアフロー制御の改良を図って、空気冷却性能を従来のシステム比で30%向上させたことも訴求点だ。ブレーキ自体には、前φ440×厚40mm/後φ410×厚32mmのカーボンセラミックディスクを装備。また、足もとには前9.5J/後10.5J×21アロイホイール+前285/45/後315/40ZR21タイヤを標準で組み込んでいる(展示車は23インチアロイホイールを装着)。

 内包するインテリアは、ランボルギーニのデザインDNA“feel like a pilot”がより際立つように刷新したことがトピックだ。センター上部に配した12.3インチの大型タッチスクリーンディスプレイには、グラフィックの更新によって直感的に使用できる新バージョンのヒューマンマシンインターフェース(HMI)を採用。また、ウルスSE専用のテレメトリーシステムと、周辺環境の認知を高める運転支援システムの操作に使う新型ディスプレイも用意する。さらに、新造形のエアベントやY字を描くアルマイト加工のアルミニウムトリムエレメント、新しいカバーリングを施したインパネおよびダッシュボード、新表皮のシートなどを配して、スポーティさと軽量感をより強調した。

 日本初公開の場では、ランボルギーニ・ジャパンHead of Japanのダビデ・スフレコラ代表が登壇。「ウルスSEは、電気モーターという第2の心臓を搭載し、比類なきドライビング体験をお約束します。ウルスが多様なお客様に愛されているように、ウルスSEが革新の時代を切り開き、日本の新しいお客様を魅了することを確信しています」とコメントした。

 なお、ウルスSEの日本における車両価格は約3150万円からを予定。オーダーメイドプログラムのアド・ペルソナム(Ad Personam)の選択も可能である。デリバリーは2025年に開始する見込みだ。

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みんなのコメント

1件
  • NAS********
    電動化した時点で普通の車だな
    価値半減魅力無し
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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