アストンマーティンと、同社とパートナーシップを結ぶハート・オブ・レーシングチームは、来季2025年のWEC世界耐久選手権に計2台の『アストンマーティン・ヴァルキリーAMR-LMH』を投入することを確認した。この動きはFIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブが新たに批准した、トップカテゴリーの最低ワークスエントリー台数を1社2台とする新しいレギュレーションに沿ったものだ。
WECでのファクトリー・エントリーはWEC選考委員会の承認が必要となる。このプログラムは、同チームが行うIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のシングルカー・プログラムと並行して行われる見通しだ。
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アストンマーティンとハート・オブ・レーシングは以前、来年のWECで『Valkyrie(ヴァルキリー)』を「少なくとも1台」走らせることを約束していたが、新ルールの導入により、初年度から2台体制での参戦を余儀なくされた。
イギリスのマニュファクチャラーからの声明には、次のように書かれている。「アストンマーティンとそのワークスパートナーであるハート・オブ・レーシングは、すべての人の利益のためにスポーツ環境を改善するために協力していくため、このレギュレーション変更をサポートできることを嬉しく思っている」
「アストンマーティンは今後も、ヴァルキリーAMR-LMHプログラムの期間中、両組織と緊密に協力していく」
ハイブリッドレスのV型12気筒エンジンを搭載するル・マン・ハイパーカー(LMH)規定車のドライバーは、現在までアナウンスされていない。
ハート・オブ・レーシングのチーム代表兼ドライバーであるイアン・ジェームズは、「WECルールの新しい方向性により、世界選手権のハイパーカークラスで複数のマシンを走らせる計画を前倒ししなければならなくなった」と述べた。
「これによって我々の車両組み立てプロセスは明らかに凝縮された。しかし2台のマシンを走らせることができることに、非常に興奮している」
「ここ数年で急成長を遂げ、素晴らしいレースとファンとの交流を提供しているこのクラスの一員であることを誇りに思うよ」
「これからの挑戦は計り知れないものがあり、私たちはその道のりを楽しみにしている」
レース用に最適化されたカーボンファイバー・シャシーのヴァルキリーAMR-LMHは、もともとヴァルキリーのロードカー用に生産されたコスワース製の6.5リットル自然吸気V12エンジンの改良型を採用する。ロードカーに搭載されているエンジンは標準的な形式で、最高回転数は1万1000rpm。最高出力は1000hp(約1014PS)以上を誇る。
このパワーユニットは、ハイパーカー・クラスのバランス・オブ・パフォーマンス(BoP=性能調整)要件を取り入れるためにさらに強化される一方、大幅なパワーダウンを受けることになる。また、トラックカーのヴァルキリーAMRプロと同様に、公道仕様のヴァルキリーに搭載されるバッテリー・エレクトリック・ハイブリッド・システムは、レースカーには搭載されない。
ヴァルキリーAMR-LMHの開発はすでにかなり進んでおり、最近ではポルティマオと、シルバーストンにあるアストンマーティンのテスト施設で評価テストが行われた。
プログラムを運営するハート・オブ・レーシングは最近、WECプログラムのためにイギリスに活動拠点を設立した。一方、このアメリカン・チームのウェザーテック選手権プログラムは、フェニックスのショップで運営されることになる。
「2025年には、我々のワークスチームであるハート・オブ・レーシングとともに、2台のアストンマーティン・ヴァルキリーAMR-LMHをグリッドに並べ、世界最高のスポーツカー・メーカーと競い合うつもりだ」と語るのは、アストンマーティンの耐久モータースポーツ部門の責任者を務めているアダム・カーター。
「ヴァルキリーAMR-LMHプログラムは予定どおりに進んでおり、今夏後半のサーキットデビューに向けて、水面下でかなりの量の開発が行われている」
「その後、私たちは秋に予定されているホモロゲーションに向けて集中的なテスト期間を設け、マシンの走行距離を増やし、できる限りのことを学びたいと考えている」
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みんなのコメント
過去に断念したプロジェクトが再び立ち上がって実戦投入されるの、男子が好きなアレが詰まってて身震いするよね〜
やっと真打ち登場か?
市販版の存在するマシン」には=夢がありますね
(ホモロゲカーは☆あるべきだ