現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ポルシェ・ペンスキーが1-2達成。序盤のペナルティを跳ね除けた6号車963が今季2勝目/IMSA第8戦

ここから本文です

ポルシェ・ペンスキーが1-2達成。序盤のペナルティを跳ね除けた6号車963が今季2勝目/IMSA第8戦

掲載
ポルシェ・ペンスキーが1-2達成。序盤のペナルティを跳ね除けた6号車963が今季2勝目/IMSA第8戦

 8月4日、アメリカ・ウィスコンシン州のロード・アメリカで、2024年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦『IMSAスポーツカー・ウイークエンド』の決勝レースが行われ、マシュー・ジャミネ/ニック・タンディ組6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)が優勝。第4戦ラグナ・セカ以来のシーズン2勝目をマークした。

 レース終盤、先行する10号車アキュラARX-06(ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ/WTRアンドレッティ)がピットインした後にトップの座を引き継いだ6号車ポルシェ963は、最終盤に背後に迫ったフェリペ・ナッセの7号車ポルシェ963を0秒390の僅差で抑え切り、姉妹車とともにワン・ツー・フィニッシュを飾っている。

ミシュラン、トップカテゴリーへの新仕様タイヤ導入を2026年へ延期/WEC&IMSA

 WTRアンドレッティの僚友40号車アキュラARX-06と順位を入れ替えながら、2時間40分レースの大半をリードしていた10号車アキュラのリッキー・テイラーは、ピットイン後9番手でコースに復帰すると、フルコースコーション(セーフティカーラン)から残り16分のタイミングで迎えたリスタートで一気にフィールドを切り開いていった。結局このクルマはポディウム圏内までポジションを回復し、最後はジャック・エイトケンがドライブする31号車キャデラックVシリーズ.R(ウェーレン・キャデラック・レーシング)を0秒299の差で抑えて3位となった。

 優勝した6号車ポルシェはオープニングラップで31号車キャデラックと接触し、相手をスピンさせたことからタンディがドライブスルーペナルティを受けていた。しかし、この遅れは計5回のフルコースコーションが導入された、荒れ模様のレースのなかで解消され、さらにポルシェ・ペンスキーが採った戦略によってライバルを上回るリザルトにつながった。6号車は2回のピットストップでレースを戦ったが、最後は燃料残量が少なくなるなか1時間31分にわたって走り続けトップチェッカーを受けている。

 チップ・ガナッシ・レーシングが走らせる01号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・レーシング)は最後のリスタートを5番手で迎え、そのままフィニッシュするかに思われた。しかし残り6分、ターン5で5号車ポルシェ963(プロトン・コンペティション)との接触を回避するため、この日2度目のスピンを喫してポジションを落としてしまう。1回目はレースの折り返し直前に、前を走っていた25号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームRLL)がターン11でクラッシュした際、土埃で視界を奪われバランスを崩した。このときのスピンではコンクリートウォールにヒットしフロントカウルを損傷している。

 結果、5位にはプロトンの5号車が入りJDCミラー・モータースポーツの85号車ポルシェ963がこれに続いたため、今大会ではトップ6に4台のポルシェ963が入ることとなった。7位は24号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームRLL)。8位は2度のドライブスルーペナルティで順位を下げた40号車アキュラとなり、31号車はスピンののち総合20位/GTPクラス9位でレースを終えた。

 LMP2クラスは、プラクティスでクラッシュがあったベン・ハンリーとベン・キーティングの2号車オレカ07・ギブソン(ユナイテッド・オートスポーツ)が今季初優勝をマークした。GTDプロクラスでは、ダニエル・セラとジャコモ・アルトーがドライブした35号車フェラーリ296 GT3(コンクエスト・レーシング)が2012年以来となるIMSAトップシリーズでの勝利を飾った。

 GTDクラスはラスト3分でトップが入れ替わり、燃料補給のためチェッカー目前にピットに入った12号車レクサスRC F GT3(バッサー・サリバン)の背後につけていた96号車BMW M4 GT3(ロビー・フォーリー/パトリック・ギャラガー組)が逆転勝利。ターナー・モータースポーツはこれが今季初優勝となり、ギャラガーにとってはウェザーテック選手権での記念すべき初めての勝利となっている。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦『ミシュラン・GTチャレンジ・アット・VIR』は、8月23~25日にアメリカ・バージニア州のバージニア・インターナショナル・レースウェイ(VIR)で開催される。大会名のとおり同イベントはGTDプロとGTDクラスの車両のみが参加し、今回と同じく2時間40分のレース時間で争われる。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
GQ JAPAN
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村