メルセデスの頂点・新型マイバッハのSクラスをさらに極めた"これでもか"のディテールに注目

独メルセデス・ベンツは11月19日、フルモデルチェンジしたフラッグシップサルーン「メルセデス・マイバッハ Sクラス」をワールドプレミアした。

今回のフルモデルチェンジは、ベースとなるSクラスが世代交代したことによるもの。マイバッハ Sクラスは、後席の居住性を引き上げるためSクラスのロングバージョンよりもさらにホイールベースが18センチ延長されるなど随所が特別な仕立てとなり、先代同様、標準のSクラスとは別格の存在に仕上がっている。

エクステリアの特徴は、大型化されたリアドアとCピラーに設けられた小型ウインドウ。ワイドな開口部により乗降性が高まったことに加え、全長が伸びたにもかかわらずシックスライト化によって流麗なスタイリングが追求されている。オプションで用意されるコンフォート・リアドアを選択すれば、後部ドアは開閉とも電動化され、フロントのインフォテインメントシステムからも操作可能となるなど、ショーファー使用に適した装備も用意される。また、ベースモデルにはない手作業によるツートーン・フィニッシュのボディカラーや細いクロームフィンで構成されるラジエーターグリルなどもメルセデス・マイバッハ Sクラスだけの仕様だ。

インテリアの快適性も大幅にアップ。デザインは新型Sクラスを基本とするものの、レザーとウッドをふんだんに用いて豪華さを際立たせている。また、従来クーペやカブリオレといった2ドアモデルにのみ設定されていたシートベルト・エクステンダーをサルーンとして初めて後席に装備し、リアパッセンジャーはベルトを手繰り寄せる必要から解放された。さらに、スピーカーを使ったアクティブ・ロードノイズ・コンペンセイションにより、車内の静粛性も一段と高まっている。

このほか、量産モデルとしては世界で初めて、強力なLEDと百万個以上のマイクロミラーを組み合わせたデジタルライトをヘッドサイトに採用するなど、新型にはハイテク装備も満載。Sクラスのさらに上をいくスーパーラグジュアリークラスにふさわしい貫禄が与えられている。

Comments

ゴリゴリのエゴイストが「俺様は他とは違う」感を出すため喜ぶ仕様だな。
下品だろうが何だろうが高級車が売れた方が儲かるからな。
貧乏人の俺がが言うと妬み僻みにしか聞こえないところが悲しいけどな。

Cピラーじゃなくただのリアウィンドウの窓