トヨタ タウンエースバン 「ラゲッジを趣味や遊びのために活用するためのベースモデル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山本 シンヤ
山本 シンヤ(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
2
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
5
燃費
3
価格
4

ラゲッジを趣味や遊びのために活用するためのベースモデル

2022.2.12

年式
2012年6月〜モデル
総評
そのまま乗用で使うのは全くおススメできないが、ラゲッジを趣味や遊びのために活用するためのベースモデル……と言う使い方であれば、アリな選択だと思う。
満足している点
コンパクトで取り回しの良いボディに抜群の積載性、この2点に尽きる。
不満な点
ビジネスユースがメインのクルマなので各種性は必要十分に割り切られている事。ちなみに海外仕様にはワゴンモデルも存在する
デザイン

2

短いボンネットが付いたセミキャブオーバーだが基本的には箱。ビジネスユースに割り切られているが、見ようによっては愛嬌のあるデザイン。インテリアは商用車だけあり機能性優先ではあるものの、デザインの纏まりは悪くない。
走行性能

3

フル積載を想定したギア比(かなりローギアード)のため、排気量の割には良く走る。2020年のマイナーチェンジでエンジンが刷新、実用トルクアップで更に乗りやすくなった。フットワークは実用重視だが、実は前後重量配分51:49のFRのためバランスは悪くない。
乗り心地

3

空荷状態はリアが跳ね気味で落ち着かないが、定積載だと意外とシットリした乗り心地。と言っても、商用ユースに割りられているため快適性は必要十分と言ったレベルである。
積載性

5

商用車が最も得意とする所で最大積載量は750kgだ。5ナンバーサイズのコンパクトボディだが、低床フロアで四角いラゲッジルームには広大。段ボール(規格11号相当)なら145個収納可能で背の高い荷物も楽々飲み込む。バックドア&スライドドア開口部も大きく取られているので、積み込みも楽だ。
燃費

3

2020年の改良で新開発1.5L(2NR-VE)を搭載。出力と共に燃費性能も大きくレベルアップしているものの、積載時を想定したギア比から実燃費は10km/L前後だ。乗用車と比べてしまうと今ひとつかもしれないが、商用車としては優秀である。
価格

4

FFが181.9万円から、4WDが211.1万円かと同クラスの乗用車より高めの設定。ただ、乗用車よりも過酷な環境での使用に耐えうる堅牢性/耐久性などを考えると、意外とお買い得と言えるかもしれない。
山本 シンヤ
山本 シンヤ
自動車ジャーナリスト
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員ワールド・カー・アワード選考委員
トヨタ タウンエースバン 新型・現行モデル

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