トヨタ ハイエースバン 「NV350乗りからの視点」のユーザーレビュー

NV350乗りからの視点

2019.8.10

総評

簡単に言うと運転席が快適なのはNV350、荷室の満足度が高いのはハイエース。
あくまでNV 350比で出足や巡航からの加速が良く、荷室が広いが、運転席に座っていて諸々不満がハイエースの方が多い。
ただ、この類のクルマの最重要ポイントである荷室についてはさすがにハイエースと思える部分も多い。

満足している点

荷室スペース
高速巡航中の増速(スロットルの早開きが効いてる)

不満な点

メーターの視認性インジケータがハンドルをどうチルトさせても見えないインジケータがある。(これはマイナーチェンジで改良された可能性があるが)
20年前から使い回しのパワーウインドウやミラーなどのスイッチ類

トヨタのクルマでよく感じるショックアブの仕事してない感じ
昔のトヨタ車でよく感じるオートマの変速比の違和感
トヨタの安いクルマによくあるスロットルの早開き感

サイドブレーキが大昔主流だったステッキ式で、しかもシフトレバーの下。シフトレバーってよくレジ袋をごみ袋としてぶら下げることが多いのが邪魔になってサイドブレーキの操作が億劫。NV350は最近多数派の足踏み式。
エアコンの吹き出し口の吹き出し方向が上方向にあまり向かず、振り幅が狭い。NV350の丸型がいい。
ガッツミラーの腕も長く、壁にギリギリまで寄せようとするとガッツミラーがぶつかる。NV350は腕が短くぶつけにくい。
ゲート式シフトレバーも使いにくい。どこに入っているかわかりにくい。
ステアリングが乗用車の様な角度になっているのが仇になり、足元スペースが狭く感じる。NV350はトラック的な角度なので足元スペースに余裕がある。左足の膝まわりもNV 350の方が余裕がある。

デザイン

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走行性能

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レンタカーで二週間、2500km走りました。

同じ2000ccのガソリン車比較で、意外にパワー感があって速いじゃんって思ったが、国道のちょっと急な坂をアクセル全開にしてみたら、そこでは軽自動車のような細い増速…NV350だったらグイグイ登るぞと思いながら走ってました。加速感を良く見せるスロットルの早開き感が強く、定常走行からの加速はいいが全開加速させると遅い。NV350は逆にナチュラルで定常走行からの緩い加速は緩く加速し、全開加速させるとハイエースよりは確実に強めの加速をする。ただ2000ccガソリンエンジンなので、そこまで強力ではないが…
ステアリングレスポンスもハイエースはダルダルで、緩いカーブでわずかなステアリング操作だとラインオーバーする。NV350もそこまで敏感ではないが、ハイエースがダル過ぎるのでNV350の方がコントロールしやすい。
ハイエースに乗ってて不思議だったのはエアコンONにしてもパワーロスを感じない。NV350だとコンプレッサーのON-OFFで明らかに加速力が落ちたり上がったりするのに…
借りたハイエースも年数が結構経ってるので、最新の6ATならよくなってるかな？

乗り心地

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低速では大きな突き上げもなく、NV350を意識して改良された年式のモデルだなと。ただ、高速になるとフワフワして締まらない。尺取り虫のような前後不均等な揺れを強く感じた。これはNV350では感じたことのない気持ち悪さ。NV350は低速では少し突き上げを感じるが高速ではフラットな乗り心地で快適。
ただ、インターチェンジなどのカーブでは初期ロールが思ったよりグラッと傾く。NV350は初期は穏やかにロールするが、ロールの絶対量はNV350の方が大きいかな？

積載性

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ここだけはハイエースが圧勝！
NV350だといつも乗せてるサイズの段ボールが4箱ギリギリ入ると思ってるスペースに、ハイエースならギリギリではなく数センチ余裕があるとか、横のスライドドアが数センチ広くて、いつも積み込む箱がギリギリではなく数センチ余裕がある…
ただ、折り畳んだシートの足が邪魔で荷物の安定が悪いことや、ステップが広すぎて荷物が落ち込むとか、小さい部分でNV350がいい部分も。

燃費

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年式的に4ATモデルだったからか10km/lはこえられなかった。

価格

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故障経験