ディーゼルの予熱について（200系ハイエース最新の3型で、始動の際、予熱無しでもエンジン始動が容易な点の）疑問

Question

確かにハイエース100系の時代、コモンレール式でない時代は、冬場に予熱せずに始動は困難でした。

しかし、200系になり、初代（2500ccディーゼル2KD-FTV）の初期車こそコールドスタートに予熱無しでは困難だったものの、年を追うごとに（表向きは改良など発表されていなくても）始動性が改善されてきたように感じます。

全て寒冷地仕様車（バッテリー85D26×２並列、出力の大きいスターターを搭載した車両）で冬季のコールドスタートで、
1)2500ccディーゼル2KD-FTV ； 予熱無しではクランキング10秒ほど必要
2)同車の改良？ ； 予熱無しでも、キュキュキュ．．．6回くらいクランキング音を聞くと始動する
3)同車の最終改良型（エンスト不具合が完全になくなった世代） ； 予熱無しでも、キュキュキュキュ4回で始動する

４）DPRを搭載3000ccディーゼル1KD-FTV ； キュキュキュ．．．6回程度
５）同車改良 ； あまり変わらず

６）同じく3000ccディーゼル1KD-FTVながら、インジェクタにピエゾ素子を採用した現行型 ； 気温０度のコールドスタートでも、予熱無しでキュキュキュキュ4回で始動してしまった！


もちろん、ディーゼルエンジンが機構的に予熱したほうが始動がスムーズであることは理解しており、ほとんどの場合は、キチンと予熱してからクランキングしています。

疑問なのは、予熱しないとホントにバッテリー寿命に悪影響があるのか？
経験則的に、予熱そのものもバッテリーには大変な負荷な（ルームランプをDOOR位置で明るさを観察すれば分かる）わけで、予熱してもしなくても、バッテリーへの負荷は大して違わないのではないか？ という質問です。

予熱しないと10秒でも20秒でもクランキングしても始動しないディーゼル車は除きます。

みなさまの、ご意見をお伺いします。よろしくお願いします。

Answer 1

グローの立ち上がりが良くなったからでしょうね。
瞬間的に数百度まで上がります。

圧縮比の違いで、圧縮熱が大きく変わる。

インジェクターの性能。

始動性が良くなる理由は色々あると思います。
古くなってくると、インジェクターの汚れや圧縮抜けなどが起こり、始動性は悪くなっていくと思います。
冷間時は特に、ピストンが楕円形になっているのでシリンダーに密着していません。
正常な圧縮が得られないので、燃焼しにくくなります。

バッテリーなんかの心配せず、予熱はしっかり行ってから始動したほうがエンジンにやさしいですよ。
予熱中に始動するより、予熱が完了して数秒後に始動したほうが始動が優しい。
スターターの負荷も軽減するから、結果的にバッテリーにも優しい始動となります。

質問者からのお礼コメント

>>スターターの負荷も軽減するから、結果的にバッテリーにも優しい始動

そのとおりだと思いました。
他の方々も、ご回答ありがとうございました。

Answer 2

ちょっとウロ覚えで、しかもトヨタ車だったか他車だったかも曖昧なのですが、
『キーをキーシリンダに挿した時点から既に予熱を始めてる』と、聞いた覚えが
あるんですけどね。（勿論その場合、温度等から判断して、必要が無い時には
作動しない等とはなっているのでしょうが）

仮にそれですと、予熱を掛けているつもりは無くても、実際にはグローを効かせ
ながらセルを回している形になりますから、それプラス超高圧のコモンレールや
グロー自体の改良等で更に掛かりが良くなって、一見予熱もしていないのに
掛かる感じがする程、とまでになっているのかも知れませんね。

バッテリーの寿命云々と云う話は（個人的には余り聞いた事が無いのですが）、
グロー完了のランプが消える前にセルを回すと、そこそこ電流を使うグローと
ブッちぎりの大電流を使うセルを同時に使用する事となるので、強いて言えば
それぞれ別箇となるような使い方をした方がバッテリーへの負担が少ないよ、と
云う意味ではないでしょうかね。

まぁ、実際大電流の出し入れの時がバッテリーは一番痛む訳ですから…
少しでも少ない方が良いのには、違い無いですよね。

Answer 3

予熱時間の短縮は、グロウが良くなったからです。

バッテリーの寿命とは関係ありません。