スズキ スーパーキャリイ 「運転が妙に楽しい軽トラック」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
3
乗り心地
2
積載性
4
燃費
3
価格
5

運転が妙に楽しい軽トラック

2024.5.29

年式
2018年5月〜モデル
総評
軽トラックは基本的に「軽トラックが必要」というユーザーが選ぶクルマだとは思います。が、そんなこと関係なく運転すると妙に楽しいのはどうしてなんでしょうね。後輪駆動(とそれベースのパートタイム4WD)で、MTも選べるし、エンジン搭載位置もミッドシップだし……そして車両重量が790〜850kgと軽いのも素晴らしい。
満足している点
一般的な軽トラックとの比較でいえば、キャビンが広いのがポイント(後方へ延長されている)。シートの後ろに荷物が置けるし(荷台に置くのと違って濡れないし車内だから盗まれる心配も少なく積みっぱなしでOK)、シートリクライニングの角度が大きいなんてことがメリットです。
不満な点
一般的なクルマとの比較でいうと、運転ポジションが独特、高速安定性が良くない、2人しか乗れない……とかいろいろあります。が、まあそういうクルマですからね。特定のニーズを満たすために生まれてきたクルマなので、いろんな部分に割り切りがあるのです。それは受け入れるしかないでしょう。そうそう、実務的な話をすると通常のキャリイに比べると荷台が狭いので、荷物をガンガン積みたいというハードユース派は選ばないほうがいいかも。
デザイン

3

まあトラックです。キャビンの大きなスーパーキャリイはなんだかサイズを小さくしたトレーラーヘッドみたいですね。
走行性能

3

一般基準でいえば総合的に「いい」とはいえませんが、4WDを選ぶと悪路走破性はなかなかですね。なんといっても、フレーム構造で、縦置きエンジンで、強靭なパートタイム4WDシステムの組み合わせ……というジムニーと同じ要素で作られているんですから。ジムニーには設定のないデフロックまで用意しているんだから、ある意味ジムニーよりも凄い?
乗り心地

2

あんまり気にしないほうがいいでしょう。ひとつだけ伝えるとしたら、シートもサスペンションも快適性を重視したタイプではありません。「効率」とか「道具として使ってナンボ」という感じですね。現場からは以上です。
積載性

4

普通のボディの軽トラック(キャリイ)に比べると荷台が小さいですが、一般的な軽乗用車と比べたらとんでもなくたくさんの荷物が積めます。まあ、トラックなので。
燃費

3

カタログ記載のWLTCモードで15.4km/Lから17.9km/L。特別凄いという燃費でもないですが、これだけ走れば納得というレベル。ちなみに今どき珍しく、ATよりもMTのほうが燃費がいいクルマです。
価格

5

123万6400円から。こんなに実用的なクルマがこの価格からって、安いと思いませんか?ちなみにバリエーションは2WDと4WDがあり、価格差は15万1800円(安い!)。カスタマイズのベースにも楽しそうじゃないですか?えっ、荷台に乗せるものがない??……その時は「夢」を満載しましょう(笑)。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
スズキ スーパーキャリイ 新型・現行モデル

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