今、日産から販売している、NV200バネットタクシーですが都内でも自分はまだ一度しか走ってるの見たことなく、トヨタジャパンタクシーはそれなりに走っています。

Question

実際、NV200タクシーは業界ではかなり評判悪いのでしょうか？

Answer 1

ウチの会社、ＮＶ２００とジャパンタクシーと両方あるんですけど、乗務員に聞くとどっちのクルマでもお客さんから悪いこと言われたことはないと言ってます。
都内でＮＶ２００が普及しないのは、乗務員さんに言わせると、タクシーだと思ってもらえないので手が上がらないそうです。それでも少しずつＮＶ２００が増えてきて、認知度も上がってきたと思っていたのですが、都内では当分の間はジャパンタクシー１強になるでしょうね。というのはですね、国や東京都の新型タクシーへの補助金の対象が、電気自動車、プラグインハイブリッド車、ユニバーサルデザイン仕様のハイブリッド車に限られていて、ＮＶ２００は対象にならないんです。そんな事情があって、補助金が出てる間は、都内ではジャパンタクシーばかりが納車される状況が続くと思われます。

ＮＶ２００はそんなに言われてるほど評判は悪くないですよ。ＬＰガスを使い切っても、ガソリンだけで走れますし、車いすを乗せるには圧倒的にこっちの方が簡単で楽です。日産も商売が下手だったんですよ。セドリックの製造が終わるときに、早々と受注も打ち切れば良かったんです。それが製造終了間際に、大量に受注を受けて、製造終了後も小出しで納車を続けました。そろそろ在庫がなくなる頃に、ジャパンタクシー登場ですから。日産しか取引のないタクシー会社はたくさんあったんですから、安売りしたってＮＶ２００を買ってもらえば、もっと普及したんだと思うんですけどね。

Answer 2

横浜近辺ではＮＶ２００のＥＶ車がチラホラ見かけてますよ。

Answer 3

故障が多く、耐久性無いから日産のタクシーは消えたんですよ。
客待ちしてるタクシーは日産には乗らずトヨタの方に乗り込みます。

Answer 4

NV200はアメリカ市場を意識してるわりに中途半端なモデルです。ニューヨークのイエローキャブ正式採用されたものの、ドライバーからは総スカンで、ドライバーはカムリハイブリッドやプリウスV（日本のプリウスアルファ）が好まれました。イエローキャブのアイデンティティとしてNV200に統一したいニューヨーク市側は法廷に持ち込み、NV200に統一する判決がでたものの強制力はなく、ドライバーはNV200に変更しませんでした。
理由は、前回答者さんも書いてますように乗り心地が悪く使い勝手が車両の大きさに比べて悪いのです。また、アメリカではハイブリッド優先のカープールレーン（優先道路）があるため、ハイブリッド車が好まれたのも理由です（現在はハイブリッドはNGでＥＶのみ）。
イエローキャブ15000台の目論見を崩された日産は、NV200を見捨ててしまい対してモデルチェンジもしなかったのもタクシー化が進まなかった理由の一つでもあります。

そんな日産ですが、今年の末に待望のEVを改良して巻き返しを狙う予定ですが、思惑通りに行くかは疑問符です。

Answer 5

ユニバーサルデザイン仕様を担当しています。

当初、ガソリン車しかなかったので売れなかった。
業界に、こんなん使えねえ、と要望され、無理やりバイフューエル化するものの、ボンベ容量が45リッターしかなく、さらに不評を買い、後に65リッターまで増やす。
元々貨物用なので、LT規格のタイヤ、リーフリジットのサスペンションなど、乗り心地や操作性が｢バン｣。

車椅子乗車のためにリアシートを畳むので、平板な薄いシート。
UDじゃない一般仕様は、ましなシートです。

そして、セドリック時代からの流れの通り、故障が多い上に補修部品の調達に時間がかかる。


オレのNVは、今16万キロですが、クーラントは抜け、エアコンガスも抜け、ほかの液体も、まあよく減ります。
オルタはキュンキュン、ファンもガタガタです。
コンフォートではここまで劣化しませんし、16万キロなら一番エンジンの調子が上がる距離です。

旅客営業で運賃をいただく車としては、正直、申し訳なく感じるレベルですし、少しでもそのレベルを上げようと考えて、荷重移動やアクセルブレーキのペダルワークにかなりの注意を払い運転する必要があります。

とはいえ、開口部が広くて乗りやすいとか、足元もひろい、荷室も広いので、気に入ってくれるお客様もいらっしゃいます。

まあ、あとは、販売が少ないのは、やはりトヨタの｢色々な力｣も大きいでしょうね。
日産はしょせん、外資企業ですから。