2024年2月
■2024年2月
日産は、ワンボックスタイプの軽商用電気自動車(EV)の新型「クリッパーEV」を2024年1月30日に発表、同年2月12日に発売した。
今回発売された「クリッパーEV」は、三菱自動車からOEM供給を受けるモデルで、「ミニキャブEV」の姉妹車種となる。ベースとなる「ミニキャブEV」と同様に、床下中央に20kwhのバッテリーを搭載して、低重心化による操縦安定性や乗り心地の向上を図っている。WLTCモードでの航続距離は最大180kmで、急速充電を使用すると80%まで約42分、普通充電では約7.5時間で満充電が可能という。
安全機能も充実しており、走行中の衝突回避を支援するインテリジェント エマージェンシーブレーキをはじめ、車線逸脱警報(LDW)やハイビームアシスト、踏み間違い防止アシスト(前進のみ)などを備えている。
グレード構成は2シーターと4シーターの2種類、2シーターにはスライドドアガラスとリアクォ―ターガラスが両側ともにパネル仕様となっているルートバンも設定されている。パワートレーンは、最高出力31kW(42PS)、195Nmを発生する電動モーターを搭載した。
ボディカラーはホワイトソリッドのみを設定。4シーターにはスターリングシルバーを加えた2色設定となる。インテリアでは、デジタル表示のスピードメーターを採用し、インジケーターのサイズを大きくすることで視認性をアップ。センターコンソール部のスイッチ類はひと目でわかりやすいレイアウトにすることで操作性を高めている。また、Type AおよびType Cの充電用USBポートも設定した。さらに、キーレスエントリーシステムについているプレ空調スターター機能を使用することで、急速充電中や普通充電中に車外から車内の空調機能をオンにすることができるという。