日産セドリック 430のターボのエンストでの質問です 車は56年式前期 ターボ L20ETの3AT です。 真夏（外気温30℃〜35℃前後）に峠など負荷のかかる所を走行中にエンストします。

Question

エンストしたら20〜30分放置すると又復活して何もなかった様に調子良く走ります。
又たまに真夏走行してコンビニ等で数分止めた後に再始動しようとセルを回してもエンジンがかかりにくい時があります。
その時の水温はメーター表示で3/5か3/4位です
春、秋、冬なと涼しい時は水温は真ん中か少し上位でこの様な症状はでません。

センサー（o2センサーか水温センサー）を疑っていますが他に何か考えられる事はありますか？
デスビアンプや燃料系、エンジンのオーバーヒートは対策しました。
センサーを全て変えればいいかと思いますがこの手の車は部品の廃盤が多いので困っています。

Answer 1

文面だけでの印象では恐縮ながら当てずっぽう感満載なので、もう少し良く見たほうが良いです。

まずこの車両ですが、430前期1981年式L20ET（確かこの年の4月頃にシステムが変わっていますが）でECCS導入前の普通のEGIの頃で良いでしょうか。ECCSだとクランク角センサなどが追加になるので少しコメントが変わるのですが、普通のEGIだと仮定して書きます。

まず、峠などの負荷のかかるところ走行中にエンスト、エンスト後、20～30分放置しないと復活しないようですが、その復活しない時（始動不能時）にクランキングをしてプラグに火が飛ぶのか飛ばないのかの情報がありません。これは確認されましたか？ 今回の故障診断ではココがかなり重要なポイントです。プラグを外さなくても、プラグコードで確認しても結構です。タイミングライトがあれば、それを使っても判ります。点火系統が正常なのか否かの判断をまずしてください。ここを切り分けないと、不具合系統の予想が無限大になってしまいます。

火が飛んでいなければ、一番怪しいのはイグナイタです。デスビに付いている、マッチ箱サイズの黒いケースの部品です。故障時はある一定の温度以上で誤作動する傾向があります。理由は点火系で唯一の（熱に弱い）半導体部品だからです。水温計の情報がありますが、それに比例してエンジンルーム内の雰囲気温度も変わります。
それと本来なら、↑を断定するのにIGNコイルマイナス側の電圧を見ます。サーキットテスタを使って点火一次系統のON-OFF信号が出ているのか？です。
個人的にはこの辺が怪しいと思うのですが。。。

水温センサはエンジンから一旦外し、温度別の抵抗値を測定してください。水温計用のセンサとエンジン制御用のセンサはそれぞれ別ですので、外すのは後者です。
鍋にそれを入れてお湯を沸かしながら温度と抵抗値を測ります。
20℃で2.5キロオーム、80℃で0.3キロオームくらいの負特性です。90℃では0.2キロオームくらいだと思います。
水温センサはサーミスタですから、断線とかはあり得ても、特定の温度領域で突然特性がおかしくなる、というのはあまり聞いたことが無いです。430は確か内部断線で始動不能が結構あったような記憶があります（VGエンジンだと断線しても始動できるようになった）。

次にO2センサ、これは関係ないです。なぜなら、O2センサは理論空燃比14.7:1のところでしか反応しません。この特性を使ってフィードバック制御できるのは、実質は平坦路定速巡行時だけです。それ以外の領域はO2センサは反応しないので、フィードバック制御に入らないようになっています。負荷のかかる場所を走行＝出力空燃比の領域ですから、空燃比は11～13:1くらいです。よってこの領域は関係ないです。O2センサのコネクタを抜いて走ってみて結果が変わらなければ除外で結構です。

電子制御に限った話ではありませんが、不具合の診断時は予想（推理）だけで部品交換してはいけません。予想の次はその予想があっているのか、裏付けとなる点検をして、それなりの結果が出てから修理（交換）です。

質問者からのお礼コメント

大変参考になりました。
ありがとうございました。

Answer 2

燃料系の対策とは？ポンプ新しい？

Answer 3

エンストしたら20〜30分放置すると又復活して何もなかった様に調子良く走ります。
IGコイル

Answer 4

水温センサーが1番怪しいと思います。