日産 のみんなの質問

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スカパーでスーパーGTの鈴鹿1000キロを見ました。GT300クラスでアストンマーチンが圧倒的な強さを見せ付けていましたが、なぜあの一台だけズバ抜けていたのでしょうか?

確か全車を周回遅れにしたとかって、凄すぎませんか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

これにはアストンマーチンがGT3車両であることと
車両の性能を出来る限り統一させる目的である
BOPという車両性能調整が最大の要因と考えられています。

BOPとは海外で行われているモータースポーツ、
FIA-GTでの車両性能調整のことで
これをSUPER GTのGT3仕様のマシンに与えています。
GT3とは車両カテゴリーのことです。もちろん速さはケタ違い。
SUPER GTではBMW、ポルシェ、フェラーリ、アウディ、
ランボルギーニ、GT-R(300クラス)そしてアストンマーチンです。

そしてSUPER GTでBOPを受けている車両は
BMW、フェラーリ、アウディ、ランボルギーニの4台。
ポルシェ、GT-R、アストンマーチンはなぜ受けていないのか?
それはFIA-GT1世界選手権/FIA-GT3ヨーロッパ選手権(※)という
レースに出走していないからです。


BOPの仕様について
Aというマシンがあるとしましょう。
(AはGT3マシンであり、なおかつ※にも参戦している)
開幕戦でAが手のつけようがないほど速かったとします。
するとBOPが発生、マシン自体の重量を重くされたり
リストリクター径を小さくされたりと処置がとられます。
⇒これによってAは計算上は遅くなる

次のレース、また次のレースでAがとんでもなく遅かったとしましょう。
するとBOPが発生、車両の重量を軽くしてもらえたり
リストリクター径を大きくしてもらったりと処置がとられます。
⇒これによりAは計算上速くなる


だから鈴鹿で何故アストンマーチンは速かったのか?
アストンマーチンの今シーズンの成績を見てみるとトラブルを抱えながらも
第2戦、第3戦と連続表彰台です。⇒トラブルがあっても速い
=ポテンシャルが高すぎる
しかし(※)に出走していないのでBOPを受けなくて済む⇒本来の速さを維持できる
そのため数十キロのウェイトでも問題なく更にトラブルも解消されていたので
鈴鹿でアストンマーチンの本来の速さがようやく現れた
(それでも最後はエンジンにトラブル発生)
またBOPを受けている4台は本来の速さが出せない
日本車は速さでは劣っているため今回の結果となったのでしょう。

補足がてら、BMW、フェラーリ、アウディ、ランボルギーニも
BOPを受けなければアストンマーチン並の速さを持っているということ。
またGT-Rも鈴鹿で3位以下を周回遅れにしています。
BOPを受けなければ驚異の速さをもつGT3仕様のマシン。
アストンマーチン、GT-Rは次のレースもBOPを受ける必要はありません。
この2台に関してはウェイトの重さはあまり関係のない事と思います。
今シーズン確実にGT300で旋風を巻き起こすのはこの2台でしょう。

質問者からのお礼コメント

2012.9.11 22:05

アストンマーチンとGT-Rに注目して、これからの大会を楽しみたいと思います!

その他の回答 (1件)

  • 現在GT300のレギュレーションにおいて、GT3車両はFIAが決めた性能調整(BOP)を採用しています
    性能調整はどの車両も同じくらいの速さで走るようにするためのものです
    ですがFIAの欧州レースではアストンマーティンは調子が悪く、下位に沈んでおりこのBOPが緩くなってます
    日本は逆にアストンマーティンが調子がよく、さらに欧州のBOP採用しているのでとても速くなってしまいました

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