2004年4月
■2004年4月
光岡自動車はかつてゼロワンで国土交通省(当時は運輸省)の型式指定を取得
し、日本で10番目の乗用車メーカーとして認められた会社である。
これ以外のモデルでは日産車をベースに、ボディの外板をオリジナルデザインの
ものに変更したクルマを作る例が多かったが、1999年12月にはこの年の6月にデ
ビューしたばかりのY34型セドリック/グロリアをベースにガリューIIを投入し
た。
前後のドア回りはセドリック/グロリアと共通ながら、大きく堂々としたフロン
トグリルや縦型のテールランプなど、外観を見ただけではセドリック/グロリアと
は思えないくらいの違いがある。サイズも全長が5mを超えるなど、セドリック/グ
ロリアよりもひと回り大きくなっている。
搭載エンジンはV型6気筒の2.5Lと3Lで、いずれも自然吸気の直噴ツインカム
で、低公害のLEV仕様に仕上げられていた。2.5Lが210ps、3Lは240psのパワーを
発生した。駆動方式はFRで全車とも電子制御4速ATのみの設定となる。足回り
は前輪がストラット式、後輪がマルチリンク式で、ブレーキは前後ともベンチレー
テッドディスクとされた。
安全装備はデュアルSRSエアバッグ、運転席助手席SRSサイドエアバッグ、
電子制御ブレーキ配分付きABS、前席ロードリミッター付きプリテンショナー
シートベルト、ハイマウントストップランプなどが標準で用意された。