ダイソンの電気自動車の4000億の損失は三菱のMRJでの失敗での1〜2兆円に相当する位大きい物だったんでしょうか？

Answer 1

もっとダメージは大きかったと思います(^-^;A

三菱はグループ企業としての一部門でのMRJの損失程度では揺るぎません。
世界中の飛行機に搭載されているレーダーは三菱なくしては成り立ちませんから、MRJを損切りして撤退したところで他のグループがそれを補ってくれているので、金額が大きかったとしてもグループ全体から見たら大した痛手にはなっていないはずです。宇宙、航空、重工、船舶、プラント建設、発電、電車、自動車、エレベーター、エスカレーター、家電といった幅広く客単価が高い事業を傘下に収めているグループ企業の強みだと思います。

ところが家電メーカー一本で特に掃除機に特化しその周辺家電程度の企業がゼロから車を作るという暴挙に出たことで、三菱と比較したら金額は小さいとはいえ企業から見たら大ダメージです。ただ、そのダメージも企業が潰れるまで投資をせずに損切りと言う形で逃げを打った英断で持ちこたえたということです。

余談ですが、世の中ゼロエミッションやカーボンニュートラルを叫んだEVシフトで、それを推進していた国が現在そのインフラ不足と環境破壊に悩まされて撤退を余儀なくされているのも現実です。
送電損失、充電損失を考えるとエネルギー効率は内燃機関と大して変わらず非常に悪いです。きれいごとを言っている人はこの不都合な現実を見ようとしません。
充電設備不足と時間の遅さによる充電スタンドの長時間占領でEVスタンド渋滞や、その充電池を作り寿命を迎えた充電池の再処理にかかるエネルギー浪費や化学物質による環境汚染が問題視されており、きれいごとを述べた国がその破綻を目の当たりにして次々に撤退や規模縮小をしています。

世の中の企業運営と言うのは、ある意味新規開拓などで投資を迫られることもあり、そこでどんな事業展開ができるかを考え、そして見込みがないと判断されたらそこで終焉を迎え損失となることもあります。